李禹煥美術館から学ぶ住空間の価値

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広島市で中古住宅リノベーションを提供している「おりいえ」です。

22日23日で直島へ行ってきました。
主な目的は李禹煥美術館です。

この美術館は二度目、初めて見学した際、これまで経験したことのない刺激を受けました。より深く知るため李さんの「余白の芸術」三回読みなおしました。そして、より深く刺激を受けました。それは、家作りにおいて、「余白の芸術」の思考は非常に重要だと感じたからです。


僕たちは家を提供する立場として、この「キャンバス(街)」と「彫刻(家)」のような存在を意識しています。美しい家を作ることは、周囲の環境にも良い影響を与えます。その結果が、家や街の景観を美しく維持します。

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李美術館の入り口に咲いていた一輪の花。その花が、帰る時には違った意味を持っていたように感じました。このような「変化」を意図することも、家や建築において大切なメッセージだと考えます。

家の外観、庭、樹々、使用する素材一つ一つは、身に着ける物や服、振る舞いや言動と同じように、僕たち自身が世間に対するメッセージです。つまり、住む家は、自分自身を表現する重要な「容器」です。この「容器」は、その中で生活する人々の成長や精神を育む装置でもあります。


現代の住宅取得環境は厳しいですが、中古住宅リノベーションは一つの解決策となります。次回モデルハウスは南大河リノベーションです。さらに、初の新築分譲も計画中です。お楽しみに!


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