「もう一歩先」を見据える、空間のデザインと管理

29758937cdc665afa8e6868b24e576ec-1

広島市で中古住宅リノベーションを提供している「おりいえ」です。


物件調査のついでにリバーサイドのログハウスにある洒落たカフェに訪れました。周囲の景色はリバーサイドであり美しい自然が広がっていました。カフェ内部もそれなりにお洒落で、ジャズの音楽が流れ、非常に居心地の良い空間でした。ある意味。。。


ある意味とは、カフェ全体が煙草臭いこと。これは前の客が吸ったからというわけではなく、空間そのものに染みついている匂いでした。さらに言えば、窓枠が結露により劣化し、ジメジメとした不衛生な状態です。ご商売を趣味としているようなカフェであるとはいえ、僕の興味の中心である「空間」を考える上で無視できません。


「空間」は、実際に身を置くことでしか感じることのできないことが多いものです。いくら見た目をを整えても、空間全体としてのデザインや、日々の管理・メンテナンスが欠けていると、その空間が本当に良いものであると感じはしません。


これは家も同じです。見た目だけでなく、本物の空間をつくり上げるためには、「もう一歩先」の視点が必要です。


僕の持論ですが、住宅購入で最も大切な事に「もう一歩先」があります。ほとんど経験値のない買物だからこそ、いまある知識のもう一歩先まで踏み込むべきです。そうすることで、より目的とするデザインまで深堀りできます。


カフェならもう二度とその店に行かなければいいわけです。コーヒー代550円はお勉強代です。しかし、住宅の場合は違います。気に入らなければ買い替えるというわけにはいきません。そう簡単に決められる問題ではなく、"授業料"は莫大なものになります。


だからこそ、真剣に、そして深く考え、調査する必要があるのです。「もう一歩先」を見据え、日々の生活を考え抜き、デザインだけでなく機能性も含めたトータルな空間作りを目指しましょう。


「おりいえ」もサポートします。ご質問等はお気軽にお問合せ下さい。





▼ 最新のブログ記事はこちら ▼

IMG_2719
家と言えば新築と考えがちですが、中古住宅には新築にはない独自の価値があります。こんな思考ですから、多くの人が中古住宅の価値を見過ごしていると考えています。
IMG_2892
映画『恋愛適齢期』で描かれるのは、まるで日本の住宅展示場がお手本にしたかのような豪華絢爛な別荘。日本の家がちょっと狭いだけとも言えるこの美しさに、誰だって一時は自分もそこに住んでいるかのような錯覚に陥るわけです。
5179234_m-2
住宅購入は単なる買い物ではありません。未来への投資であり、生活の質を決定づける重要な選択です。このブログでは、注文住宅やリノベーションを検討する際、単に低コストの業者を選ぶのではなく、長期的な信頼と品質を重視した選択をする重要性について持論を展開します。