耐震補強のため筋交等の構造材をチェックしました。

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↑↑の画像は掃除しているのではありません。筋交いセンサーなるものをお借りして筋交いが入っているかの確認です。

いかに拘って建ってた建物も昭和51年の建築です。今とは耐震基準がまるで違います。どこに筋交いが入っているか、図面通りの4寸角の木材が使用されているか。などなど、チェックしました。

で、結果の前に、僕の経験不足です。

どう考えても、ここに筋交いがあって、ここに筋交いがないはずはない。そんなデーターしか読み込めませんでした。

なので、どうせボードは張り替えるし。壊しちゃえ。です。


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10か所程度壊した結果、図面通り。筋交いなしでした。

入ってたらラッキーと思っていたのでショックではありませんよ。

でも、筋交いが入っていると思って買ってたらどうですか?ショックですよね。立ち直れないかもでしょ。マイホーム購入がショックを受けるような買い物ではショックは生涯引きづります。

マイホーム購入で失敗をしないためには。特に中古住宅を購入する際は信頼できる工務店さんや建築士にチェックしてもらわなきゃです。築浅でリフォームせず住めると思っても、閉じてある中身はどうか分かりませんからね。見た目は綺麗な物件でも(特に不動産業者さんが買い取ってリフォームして売ってる物件など)ホームインスペクションという制度があるわけです利用すべきです。

ちなみに媒介契約時にはホームインスペクションに対するあっせんの有無を説明しなければならないような法律があるんですよ…。買主さんが媒介契約を結ぶ時って契約前ですから。いまさら聞いてもって感じなのが実情でしょう。ほとんど利用されてません。

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購入前に侵入した小屋裏部分も再チェック。
上の画像はRCの車庫部分と木部の取り合いです。

それにしてもRC部分。メチャ頑丈だわ。このまま10階いけるでしょ。ミタイナ。

そんなこんなの再チェックをしながら耐震設計が完了しました。
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結果。耐震等級「2」相当にします。

上の画像は精密診断の診断結果のごく一部です。

今後も耐震工事の状況も随時アップしていきますね。






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