タワマンからの眺望を大切にするならこそ、過度な期待は禁物です。

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広島市で中古住宅リノベーションを手掛ける「おりいえ」です。


僕は窓からの景色をとても大事にしています。なので、眺望のある家はとても魅力的だと思う人です。人気のタワーマンションも、そんな眺望を目当てに購入する人が多いことでしょう。その眺望が新たな建築によって消えてしまったら、訴訟問題に発展するのも無理はありません。


タワーマンション住人が「隣のタワーマンションが眺望を阻害」と提訴する事件が、各地で発生しているようです。記事はこちら

眺望は生活の一部

眺望は、日々さまざまな景色を提供してくれます。春夏秋冬、朝起きた時や、仕事で疲れて帰宅した時、家の景色が心に安らぎを与えてくれたり、家族との思い出さえも彩ってくれることがあります。

だからこそ、誰もがその眺望を守りたいと願うのは当然です。

眺望に過度に依存しすぎるリスク

気を付けてください!その眺望は一時的なものかもしれませんよ。特に都市部では開発がどんどん進みます。その景色が永遠に続く保証はないのです。事実、このブログで紹介した記事でも「火種は各地に」とあります。こうしたトラブルは、あなたの身にも降りかかるかもしれません。


そして、マイホームという高揚感のある買い物には、過剰な期待を抱きがちですが、それが結果的に失望に繋がることもあれば、資産価値の低減につながることもあります。

豊かな暮らしとは

「眺望がないよりはあったほうがいい」「絶対に眺望は譲れない」という方もいらっしゃるでしょう。人それぞれの暮らしへの想いがあるはずです。いずれにしても、眺望という価値に「価格」という調整がされているはずなので、眺望、環境、広さ、価格といった生活の価値を整理して選択するべきです。


間違っても、営業マンの「当分、高いビルなんて建たないでしょう!」という発言をうのみにしないでください。その結果が、数年後には景色が変わってしまうという紹介記事なのです。


そんな失敗を避けるためには、都市部における眺望は変わる可能性を含め、家そのものの価値や、日々の生活を支える周辺環境にも目を向けることが重要です。


もちろん眺望にこだわるなら、新築マンションだけでなく、街並みが確立された中古マンションを含めて検討する方が、安全かもしれません。

まとめ

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眺望は生活に癒しや豊かさをもたらしてくれますが、特に都市部ではその景色がいつまでも変わらないとは限りません。過度な期待を抱くことで、最終的には失望やトラブルに繋がるリスクがあります。


本当に豊かな暮らしを実現するには、眺望にだけ頼るだけでなく、家全体の価値や生活環境をしっかり見極めることが重要です。特に都市部のマンション購入では、景色が変わっても、家そのものが持つ価値を大切にでき、心地よい暮らしを楽しめるという視点が必要です。



不動産調査やインスペクションといったサービスも提供しています。マイホーム購入に迷ったら先ずはご相談ください!





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