中古住宅リノベーション:美しい街づくりと快適な暮らしの未来

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広島市で中古住宅リノベーションを提供している「おりいえ」です。


現代社会はスピード重視で進んでいますが、僕たちは生活の中でより深い価値を求めています。特に、「家」には、安価さだけでなく耐久性や快適さを求めます。


このブログでは、スピードや手軽さに流されず、持続可能で文化的な街づくりの必要性について、「おりいえ」の視点を共有したいと思います。

経済成長と文化的価値の狭間で

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特に、「家」に関しては、価格や手軽さだけではなく、耐久性や快適さも重要です。そのためには、長く住み続けることができる品質とデザインが求められます。結果として、快適な暮らしが営まれ、暮らしながらに僕たちも成長します。快適な暮らしが文化的価値を高めてくれます。

ファストファッションと狭小住宅: 経済優先の象徴

ファストファッションは流行を取り入れ、大量生産することで低価格を実現しています。家も同様に、大量供給による低価格は実現できます。

しかし、不動産はその性質上、大量生産の限界があります。場所の価値とデザインが相まって快適さが決まるからです。

快適な暮らしを突き詰めたい方は、家を選ぶ際は、安価な商品の選択が、暮らしに快適さを追求する視点から別の選択を促してないか自問してください。

文化的視点の欠如: 街づくりの損失

大規模な住宅団地には、街づくりのコンセプトがあるものです。地域の地形や環境に対応した計画があり、その結果として美しい町並みが形成されます。街路樹も庭の樹々も成長し街が美しく成熟している地域も多くあります。

しかし、狭小住宅のような経済優先の象徴が、この美しい町並みを壊しています。僕の視点からは、一つの敷地を分割しいることで街並みが途切れているとしか思えません。。。

企業の責任と消費者の選択

土地価格の上昇や建設費用の高騰は、企業が低価格で家を供給する際の課題となります。そのため、消費者が購入しやすい価格で家を供給できるよう、土地を小さく分け価格をおさえています。

消費者側も、希望する土地が高ければ、理想とする家を建てるためには、土地代をおさえるため仕方ないのかもしれません。だけど僕はこれでは納得できない人です。これらは新築こそが正義という発想だからでしょと考えます。

一つの宅地を分割するためにはまだ十分利用できる家を壊し、分筆し、水道や下水道管などを整備し、すくならず土地も加工しなければならないわけです。

現況のままの家を中古住宅で購入するという視点があれば、価格的にはおさえることが可能だということです。建物を快適にするにはリノベーションすればいいでしょ!

美しく、文化的な街づくりへ「おりいえ」ができること

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中古住宅市場が健全に機能すれば、家が30年程度で無価値になるという流通のあり方は変わるはずです。新築も良いものが選ばれ、中古市場にも良いものがストックされます。僕たちが重視すべきは、立地だけではなく、快適な生活が可能であることです。この視点は、不動産流通が機能している欧米で実証されています。

 

「おりいえ」が出来ることは、完成形の中古住宅リノベーションの提供により、快適な暮らしを市場に提供することだと考えています。これにより、消費者に選択の幅を広げ、街づくりにも貢献できるはずだと考えています。お陰様で、共感いただいたお客様からは様々な喜びの声を頂戴いただいています。


最後に、「おりいえ」は、各個人のライフスタイルに合わせた、美しく、文化的な街づくりを目指しています。中古住宅リノベーションに関心がある方、あるいは持続可能な街づくりに興味を持っている方、そして美しい街並みを愛してやまない皆さん、僕たちと一緒に新たな道を切り開きませんか?詳細な情報やご相談については、お気軽にお問い合わせください。一緒に、より美しい、より快適な未来を築き上げましょう。





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