家は作品だ!住まいに込めた暮らしの想いとは?

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広島市で中古住宅リノベーションを手掛ける「おりいえ」です。


建築家が手がけた家を「作品を作られた!」と揶揄する声を耳にしたことありませか?確かに、目立ちたがり屋の無名建築家が、自己ブランドを確立するためにとんがったデザインを押し付けることがあるのは事実のような気がします。しかし、それは一部の事例であって、僕が考える「家という作品」は、そんな薄っぺらいものではありません。


本当に優れた建築家や工務店の仕事は、ただ施主の想いを叶えるだけの家づくりではありません。(素人がプロの料理人にあれこれ指図しませんよね。)僕たち「おりいえ」もその一部であり、作品を通じて「この場所で暮らすなら、こんな暮らしをしてほしい!」という明確なメッセージを込めています。


敷地の持つ魅力を最大限に引き出し、時代に合った形でリノベーションし、プロの視点でより良い暮らしを提案する。これこそが「作品」としての建築の力だと信じています。

「作品」に触れることで得られる気づき

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アート作品や絵画に触れることで、僕たちは気づきを得たり感動したりします。家も同じです。建築家や施工者(工務店やハウスメーカー)が情熱を注ぎ込んだ「家という作品」に触れることで、皆様の暮らしにもヒントやインスピレーションがもたらされるべきです。


このように考える僕たちは、家は単なる「場所」や「価格」で語れるものではないと考えています。「こういう暮らしをしたい」という想いが込められた空間こそが、本当に意味のある「家」だと思うのです。


この暮らしへの想いがなければ、家なんてただの箱でしかありません。そうでなければ「家はただ寝るだけの場所だ!」みたいな、何らかの理由付けにより自分を説得してしまうのです。僕たちは、家を単なる不動産物件として扱っていません。暮らしをデザインする「作品」として見ています。

ポータルサイトや住宅展示場では得られない「暮らし」

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ポータルサイトをいくら探しても、そこに載っているのは価格や面積、場所といった数字です。写真も掲載されていますが、その良さが伝わりにくいことも多いです。これでは、本当に求める「暮らし」を見つけることはできません。


住宅展示場を訪れても、現実味を感じない立派なモデルハウスが並んでいるだけで、(どの家も同じような広く整形の敷地で設計されています。)そんな場所では、暮らしのイメージは湧いてこないでしょう。


僕たちが提案しているのは、こうした情報の先にある「暮らしのビジョン」です。今やInstagramをはじめとするSNSが、家づくりにおいても大きなヒントを与えてくれます。写真や投稿を通じて、理想の暮らしに近づくためのアイデアが次々と得られるのです。


無数に存在する家の「作品」から、あなた自身が心動かされるものを見つけてください。単なる家探しではなく、あなたらしい暮らし方を見つけるための検索。それが、僕たち「おりいえ」が目指す不動産の世界です。

作品と暮らしへの僕たちの想い

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最後に、家づくりや暮らしは、単に住む場所を見つけることではないということです。僕たち「おりいえ」は、各敷地の特性を活かしながら、そこに住む人々の暮らし方を思い描き、そのビジョンを一つの「作品」に落とし込んでいます。僕たちが提案するのは、家そのものではなく、その家で過ごす「暮らしのデザイン」です。


敷地やその周辺環境が与えてくれるインスピレーション、時代、住む人が叶える夢など、これらが家という箱を通じて物語になることで、本当に価値のある「作品」が生まれるのだと思っています。


ぜひ家という作品を見つけてください。アート作品を鑑賞するように、その家に込められた想いを感じてください。これからの暮らしのヒントは、ポータルサイトではなく、アートのように溢れる「家という作品」から得られるはずです。


このブログが既存の情報で迷っている皆様へのヒントになれば幸いです。家づくりのご質問やご相談は、どうぞお気軽にお問合せください!





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