経済的ロジックで計画された家に豊かさはない!

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広島市で中古住宅リノベーションを提供している「おりいえ」です。

久しぶりに安藤忠雄の建築(3)】を読んでいます。


この本に、


「都市空間の豊かさとは、言い換えれば人々の空間を彩る余白の豊かさである」以下略 とあります。


ほんとにそう思うんですよね。特に地価が高くなった昨今の住宅事情。ここ広島でも普通に敷地面積20坪程度で狭小住宅が建っています。


どれだけ敷地が狭くても家が狭くても、家という空間に、想いという暮らしの主題があればいいのですが...。


なければ余白どころかただ閉じられただけの空間ということです。豊かさなどどこにもありません。家は、飯食って風呂入って寝てという空間でしかありません。


仕事や生活の利便性が豊かだとは思えない人は多いはずです。立地×価格という経済的指標から物件を探すと、まだ見ぬ豊かさを知らないまま、経済的ロジックによる住宅を購入してしまいます。ご注意ください!



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「空間」は、実際に身を置くことでしか感じることのできないことが多いものです