中古住宅リノベーションのメリット「物件の選択肢が増えるは本当か?」
広島市で中古住宅リノベーションを提供している「おりいえ」です。
中古住宅リノベーションのメリットに、物件の選択肢が増えるというのがあります。本当に物件の選択肢を増やすことは可能なのでしょうか?
私たちはこのメリットについて、安易に信じてしまうと迷いばかり生じると感じています。
このブログでは、中古住宅リノベーションにより物件の選択肢が増えるメリットについては前提条件があることについて解説します。
好立地は敷地も広く予算はそれなり
ここ数年新築住宅は貸家も含めても100万戸を割り込んでいます。どの地域でも好立地にそうそう新築用地を探すのは難しくなってきています。
中古住宅を含め物件を探せば当然選択肢は広がります。ただし、前提として①好立地は地価が高い。②敷地面積が広い。③敷地面積で狭い物件は権利関係等ややこしい。
つまり、好立地でまともな物件は土地代に予算を取られてしまいます。ここ広島市の好立地の場合普通に坪100万円。古家付き土地も40坪の敷地であれば4000万円です。(こんなのが二分割され超狭小住宅として売られます。価格だけなら二分割の分譲住宅の方が安いのはお判りでしょう。)
優先順位を明確にしなければ迷うだけです。
前述通り、好立地であれば中古住宅リノベーションに目を向けても、分譲住宅を購入するよりも高くつきます。立地と価格を優先したいのであれば、中古住宅リノベーションとして選択を広げても無意味ということになります。
これは感覚的なモノで伝わりにくいのですが立地×価格×空間=ちょうどいいところを探す。つまり家に求めたい機能として優先順位はどこにあるのかを明確にすることです。ちなみに、中古住宅リノベーションは空間の魅力をより高めることが強みです。
立地と建物とリノベ費用のバランスが重要
私たちは、中古住宅リノベーションを選択すべき人は、「注文住宅は高すぎる!」「分譲住宅では満足できない!」こんな思考の人が最適だと考えています。
ほど良い立地と予算から少しでも空間価値を高めるため、現況の建物を安く購入し、リノベで空間価値を高めることが中古住宅リノベーションの醍醐味です。そのためには、建物の現状とリノベーションデザインを程よく整理する必要があります。
例えば、中古住宅は建物価値が減少しやすいといっても築浅物件であれば建物価値はそれなりに残っています。リノベーションをどこまで施すかのバランスによっては注文住宅を建てたほうが安上がりだったりします。暮らしたい空間によっては、古家付き土地から建物価値はタダ物件を探したほうが自分らしい暮らしは可能になります。
中古住宅リノベーションで選択肢を増やす前にメリットを自問する
ここで、いまいちど中古住宅リノベーションを選択肢するメリットを整理してみます。
①中古住宅も含めて選べるから立地の選択肢は広がる
②広い敷地の物件が多い。
③沢山ある物件の中にはコンディションもデザイン性の優れた建物がある。(その逆もしかり)
④中古住宅リノベーションに他にはない魅力がある。
選択が増えてもどうしようもないこともある
他人の生活臭がする空間を内覧しても魅力は感じません。それはリノベーションを前提としていても同じです。魅力を感じない空間に高い価値を支払う市場がないのも納得できます。
そんな市場がない日本では、どんなに選択肢が増えメリットばかりのようでも、古いままの建物、他人の生活臭がプンプンする建物から購入後の暮らしを想像するしかないのです。
さらに、リノベーションは魔法の杖ではありません。例えば
①自由にできるといっても無から創る注文住宅とは違い限界がある。
②省エネ性能等を高めるためにはそれなりの費用が必要になる。
③中古住宅を購入後リノベーション工事に取り掛かるため手続き等は面倒。
④物件選び、コンディション把握、リノベーション計画等、同時進行ですすめなければ、こんなはずじゃなかった物件を購入してしまう可能性がある。
このことを認識し正しい知識とステップのもと中古住宅リノベーションを検討すれば、注文住宅でもかなわない自分らしい暮らしを手に入れることができます。
きっと、注文住宅は高すぎる!分譲住宅ではトキメカナイ!と思考する人へのもう一つの選択肢として満足いただけるものとなるはずです。
このブログのテーマ、中古住宅リノベーションにより物件の選択肢が増えるは!正しい知識とステップをもってメリットに変えることができるものです。そのためには、物件選びの前に夢を実現してくれるパートナーを選んでください!
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