注文住宅でもない、分譲住宅でもない

もう一つの新しい選択

保証と見た目に惑わされない!中古住宅選びのコツ

保証に惑わされないための知識

保証とは?

アメリカにインスペクションの視察に行ったとき、ガイドさんが言いました。「日本人って、新築をよく買うよね。誰が造ったかわからない家を買うのは不安じゃない?」と。つまり、アメリカでは「何十年も健全な状態であること」が何よりの安心材料っていう考え方みたいなんです。

 

確かに、新築の保証は心強いです。特に有名ハウスメーカーの「20年保証」「30年保証」に安心するのはわかります。でも、保証があるからといって、必ずしも安心とは限りません。

 

実際に住んでみてから、不具合が見つかることもあるし、それが続く可能性もゼロじゃありません。しかも、長期保証を維持するためには定期的に大掛かりなメンテナンスが必要だったりします。

 

一方で、中古住宅の場合はどうかというと、すでに建物が数十年経っているので、大きな欠陥があれば購入前にインスペクション(専門家の検査)で確認できます。つまり、保証がなくても、問題のない家なら大きなトラブルに遭遇するリスクは低いってことです。

中古住宅の強み

中古住宅のいいところは、目に見える形で建物の状態が確認できることです。事前に耐震診断やインスペクションを受けて、必要な補修ポイントを確認すれば、古くてもちゃんとした家だってわかります。(ちゃんとした家じゃない場合もわかります)

 

古くなった部分は補修すればいいわけです。新築だって、いずれはメンテが必要になります。言い換えれば、古い家を良い素材でグレードアップすれば、新築以上の住み心地だって実現可能です。

見た目の古さに惑わされないための視点

見た目のリノベーションで得られる価値

リノベーションとは、その家の空間価値を丸ごと一新することです。しかも、後出しじゃんけんのようなものなので、現実にある空間を見ながら「ここをこうしたらもっと良くなるな」とイメージして作り変えられるのがメリットです。

 

キッチンやバスルームなどを最新のものに変更したり、壁や床の素材を一新すれば、新築以上に快適で魅力的な住まいを作ることができます。

 

僕の本音は、「見た目が古い」という理由で安く購入できるのは、むしろチャンスだと思っています。古さの先にあるリノベーションの可能性をぜひ想像してみてください。

中古住宅の「歴史の価値」

さらに、中古住宅の古さというものは、ただのデメリットではなく、時には「歴史を感じさせる価値」でもあります。例えば、昔ながらのデザインや建材が使われている場合、これを活かしたリノベーションを行えば、現代の新築では決して味わえない雰囲気や独自の価値を生み出すことができます。

 

歴史を感じる古い家の中には、リノベーションによって、まったく新しい空間になることもあります。自分だけの個性を生かした空間を作り上げる楽しさも、中古住宅のリノベーションならではの魅力だと思います。

まとめ

中古住宅の「保証がない不安」や「見た目が古い」という先入観にとらわれずに、リノベーションの力を活かせば、自分だけの理想の住まいを手に入れることができます。

 

そのためには、新築住宅の保証や見た目に惑わされず、長期的な視点で空間の価値やリノベーションの可能性をしっかり見据えた判断が重要です。

 

このブログをきっかけに、リノベーションで新たな価値を生み出す中古住宅の可能性を、ぜひ発見していただければと思います。ご質問やご相談はお気軽にお問い合わせください!