トラブルの多いリフォーム・リノベーション工事
リフォーム・リノベーション工事は誰に頼む?
令和2年住宅市場動向調査報告書(国土交通省 住宅局)によると、リフォーム実施世帯における施工者に関する情報召集方法は、以前から付き合いのあった業者33% 知人からの紹介27.5%となっています。(上図)
新築してくれた業者さんや以前から付き合いのある業者さんと良好な関係が継続できている方は少ないのでしょうか。
データをみて驚くのは、この時代に、折込広告13.9%や業者の直接セールス7.9%もあることです。
年々増えているリフォーム・リノベーショントラブル
リフォーム規模は2013年から6兆円前後で推移しているのにも関わらず、リフォームに関する新規相談件数は年々増えていることが分かります。さらに2019年の新規リフォーム相談のうちトラブルに関する相談が66.5%もあります。
リフォームトラブルの内容
トラブルの原因となる不具合箇所を見てみると雨漏れや漏水などリフォームしたのにも関わらず報告されています。詳しくはこちらをご確認ください。25P 住宅相談統計年報2020
リフォームトラブルの原因
リフォームトラブルが何故これほど多いのでしょうか。確かに、いまだに無料点検をエサに悪さばかりしている業者の話はあとを絶ちません。リフォーム業界がダメダメ!と言ってしまえばそれまでです。
このような業者が残りえる理由があるとすれば、それはリフォームの動機によるものだとも考えれます。
令和2年住宅市場動向調査報告書(国土交通省 住宅局)によるとリフォームの動機は「住宅がいたんでいたり汚れていたから37.8%」「台所・浴室・給湯器などの設備が不十分だった22.7%」
僕の経験側によると。この動機は「雨漏れがしている。」「お湯の出が悪い」という生活に支障をきたす切羽詰まった状況下です。
勝手な想像ですが、冒頭の資料の通り、お付き合いのある業者がいない方は知人へ紹介を求めます。それでも適当な業者に出会えなければ、折込チラシや訪問販売業者の直接営業へ依頼するという図式ではないでしょうか。
無知なお客様をひっかけるために低価格やキャンペーンをうたった業者も多く存在します。これら業者の中に、トラブルばかりおこす悪徳業者が存在することも想像できます。
かかりつけ医のようなリフォーム・リノベーション業者をみつける
リフォーム・リノベーション工事の目的は生活・暮らしの改善です。切羽詰まって傷んだところを補修するという行為ではありません。
先の図表「リフォームの動機」にもあるように、切羽詰まった先の動機を除けば「家を長持ちさせたい」「さしあたり不満はなかったが良い住宅にしたかった」などなど健全なメンテを重ねている方は、その場しのぎのリフォーム工事はしないでしょう。
人と同じように家も必要なメンテナンスが重要です。そして、家族構成の変化やライフスタイルの変化によるリフォーム・リノベーションにより、生き生きと美しく年を重ねることが可能です。
そのためには、家のことを何でも相談できるかかりつけ医のようなリフォーム業者を見つけてください。手間暇をかけ修繕すべき箇所を修繕すればそれなりの価格になります。安い価格をもとめるよりも価値のある価格を求める努力をしてほしい。
この先リフォームの情報召集先「以前から付き合いのあった業者」の割合が増えることを願います。
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