広島の中古戸建住宅選びは、見て触れて感じて、さらに、根拠を示してもらって感じて!
リノベーションは再生を意味する「Re」革新・刷新を意味する「innovation」を合わせた造語とのこと。
「おりいえ」でも、言葉の通り古い家が新しい息吹を感じれるよう、劣化部位を修繕し、今の時代に合った空間デザインを施すことを大切にしています。
それにリフォームというよりかっこよく聞こえます。笑
かっこいいという理由を誰もが感じているのでしょう。中古市場では、なんちゃってリノベーション住宅と呼ばれる、再生とは程遠い中古戸建住宅がたくさん供給されています。リノベーションという言葉遊びに騙されないようにしなければなりません。
水回りを交換しクロスを張り替えるだけもリノベーション?
例えばこちらの和室、再生といえば再生。革新といえば革新。古くても良い素材の和室を、美しいリビングに隣接したお部屋として生かされるよう、少しだけコーディネイトデザインを施しました。
リノベーションといっても劣化のない部位や新しい設備をわざわざ改修する必要はないと思っています。おそうじで綺麗になればそれでいい。クロスの張替えなんて住みながらでもできますからね。(住んだ時が完成なんて冗談じゃいという思考です。)
ただし、それは劣化してないことが条件です。劣化してなければ少しだけ手を加えれば美しさが再生されます。そんな家はどうこう言わないでもかっこいいものです。
逆に、「全室クロス張替え」「床張り替え」「キッチン、お風呂、洗面、トイレ交換」というように公告されたリノベーション済住宅。これらの中には見るに堪えれない家があります。
リノベーションという言葉は誰でもどんな状態でも使えるわけです。新築といってもピンからキリまであるのと同じです。
言葉の表現よりも大切なのは家の価値
そんな表面を繕っただけのなんちゃって中古戸建住宅は安くなければ売れません。
ここで少しだけ僕のことをお話させていただきます。このような市場では中古流通が欧米並みになるなんて絶対にないと考え十数年来不動産コンサルタントとしてかかわってきました。コンサルとしては中古流通に貢献できませんでした。その結果が「おりいえ」です。
良質な中古戸建住宅×リノベーションを見て触れて感じることができなければお客様が理解できるはずはない。やっと、やっと、行き着きました。(汗)
僕の視点からすると、なんちゃってリノベーション住宅に市場を席巻されることは不幸でしかありません。その不幸は、新築住宅の選び方さえも間違った方向へ進んでしまっていると感じます。
見て触れて感じて、さらに、根拠を示してもらって感じて!
リノベーション済中古住宅だからとか新築だからとかという理由で、安心して長く住めるなんてことは約束されていません。
特に、立地×価格から選ばれた住宅は、安心がどこにあるか根拠を示してもらわなければ安いだけの住宅かもしれません。原価が安い住宅ほど好立地で買い求めやすい金額になるのが常です。安くて良い住宅ばかりだといいのですが。。。
目的に応じた価値基準で住宅を選ぶためには、そう何度もない経験である住宅購入は難解で時間もかかります。だからこそ価値を比較検討できる性能データーであり、現場力であり、デザイン力を比較検討の材料として欲しいと願います。
そのためには、数多くの建物を見て触れて感じて、さらに、根拠を示してもらい感じてください。
ご一考いただけると幸いです。