注文住宅でもない、分譲住宅でもない

もう一つの新しい選択

本当に住みやすいのはどっち?新しい住宅地
vs.
古い住宅地

広島市で中古住宅リノベーションを手掛ける「おりいえ」です。

「新しい住宅地は住みやすい」 そう思っている人は多いでしょうね。

確かに、新築のきれいな設備や環境は魅力的だと思います。

でも、それだけで住みやすさは決まりません。

文部科学省の調査によると、異なる世代との交流が減少し、それが子どもたちの社会性や協調性の発達に影響を与えていると指摘されているんですよ。(たとえばこちら

特に、都市部では近隣との関係が希薄で地域コミュニティの形成が難しくなっています。


新しい住宅地や新築マンションの多くは、若い世代や核家族向けに計画されていて、結果、同世代が集まりやすくなっています。

一見、それは安心感のある環境に思えるし、セールストークとして響きます。

ただしというのが、文部科学省の調査結果等です。多様な世代が交わる機会が少なくなることで、地域としてのつながりが希薄になることもあります。 一方で、古い住宅地には幅広い世代が住んでおり、自然な形でコミュニティが形成されています。僕たちのお客様の中にも、「近所のおじいちゃんおばあちゃんが、自分の孫のようにかわいがってくれる」「とても住みやすい」とおしゃいます。

古い住宅地が持つ「本当の住みやすさ」

古い住宅地には、新しい住宅にはない価値があります。

1. 世代を超えたつながりがある
昔から住んでいる人が多く、世代間の交流が生まれやすい環境が整っています。例えば、小さな子どもを気にかけてくれる高齢者や、困ったときに助け合うご近所同士の関係。これは、新しい住宅地ではなかなか得られません。

2. 広い敷地と緑が多い環境
高度成長期に作られた住宅地の多くは、成長が前提の都市計画であり、今の住宅地よりも随分広い敷地であり、緑豊かな空間です。そのため、新しい住宅地と比べると、ゆったりとした配置であり、子どもが安全に遊べる環境が整っています。

3. 昔ながらの商店街や地域文化が残る
新しい開発エリアでは、大型スーパーやチェーン店が中心になりますが、古い住宅地の周辺には、昔ながらの商店街や地元の小さなお店が残っていることが多いです。顔なじみの店主とのやりとりや、地域に根付いた文化を感じられるのも、古い住宅地ならではの魅力です。(残念ながら減ってきつつありますが。。。)

4. 価格が比較的手ごろでリノベーションしやすい
新築の住宅地は価格が高く設定されていることが多いですが(敷地を狭くして価格調整している感はありますが)、古い住宅地は比較的手ごろな価格で購入できるケースが多いです。その分、建設費に予算を回し、自分好みの空間にカスタマイズすることが可能です。(広い敷地を求める人は絶対に検討して欲しい)

本当に自分に合った住まいを考える

「古い住宅地=住みにくい」と思われがちですが、それは単なる先入観かもしれません。

実際に住んでみると、「暮らしやすさ」や「人とのつながり」といった新しい住宅地にはない価値を感じることができます。

昨今、土地価格や建築コストが高騰する中で、住まいを探す視点を少し変えてみることは、新しい暮らし方を見つける大きなヒントになるかもしれません。

家を選ぶとき、本当に大切なのは何か。先入観にとらわれず、自分に合った暮らしを見つけてみませんか?

住宅購入の不安や悩み相談は、元ハウスメーカー支店長の僕にお任せください!

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