注文住宅でもない、分譲住宅でもない

もう一つの新しい選択

転勤族のマイホーム計画はどうすべきか?

広島が地元の場合

広島が本社だけどいつ転勤になるかわからない。転勤になったら10年くらいは帰ってこれない。
 

それでも広島が地元の場合いずれ帰る理由があります。血縁地縁もあります。数年間家を空けてもいずれ帰るべき場所という明確なものがあれば購入に踏み切りやすいものです。

 

ただし、他人に貸すのだけは嫌!

 

この場合、空き家にしておくのはお金の面でも防犯の面でも心配です。考えられるのは単身赴任!ご家族で単身赴任が覚悟できるのなら問題なし。

長く広島に住んでいる方

早いもので広島に10年も広島にいる。子供たちは地元が広島のようなものだ。できれば転向させたくはない。海も山もあり広島カープも大好きだ。
 
心配なのは、この先何年広島で勤務するかわからない。10年いれば地縁という結びつきができるわけです。職場、ママ友、趣味。。。。
 
手狭になった賃貸住宅に住み、家をもつには最後のチャンスと考える年齢にさしかかってくると、誰もがマイホームが欲しくなるものです。
 
それでも、転勤になってしまったら。定年後は広島に家があるから帰ってくるでしょうか?帰ってこないなら、この場合、①人に貸す②売る。この二択が結論です。
 
ハウスメーカーの方や不動産仲介業者さんは「売ればいいんです!」「貸せばいいんです!」といいますが経済的な保証などしてはくれません。
 

資産価値の高い家を購入

転勤による将来の不安よりも今の暮らしを快適にしたい!優先順位が後者の方は購入します。
 
転勤になれば「貸すか」「売るか」選択がほぼ確実になるわけです。首都圏では資産性が重視されていますが、地方都市でも転勤増の方のマイホーム購入には資産性が重要ということになるのでしょう。
 
経済的な視点から分析してみます。
 

注文住宅

残念ながら注文住宅ほど、不動産流通においては価値が目減りするものはありません。拘りまくった間取りも他人から見れば無駄なスペースでしかなかったりします。高価な設備や素材を使用しても中古住宅として売り出されれば、築年数以上に減じられます。素材や間取りも一山なんぼの世界です。
 
購入価格ー売却価格=大幅な赤字 住宅ローンの残債がある場合は残債を埋めなければ売ることもできないかもしれません。

建売住宅

オーソドックスな間取りの多く、ローコストで建築されている建売住宅は、注文住宅よりも売却損は少ないはずです。気になるのは、新築だから狭小でも環境が悪くても売れた建売住宅も中古住宅でうりだされれば選別は厳しくなります。この場合、物件場所によっては長期間売れないということも考えられます。

マンション

ここ広島でも、マンション価格は上昇しています。この先、上昇基調が続くのであれば立地条件の良いマンションは資産性の高い買物です。住みながら投資できる買物といえるのかもしれません。
 
賃料と売価のバランスなどを見ても、転勤族の方やいずれ売却しなければならないという方は、好立地のマンションを選ぶべきです。(マイホームとしての使用価値を優先しなければです。)

中古戸建住宅

僕の経験則で進めてきたblog。このブログの読者の皆様はご承知の通り、暮らしに夢もなきゃ楽しくないでしょ。経済的な理由だけで家を買って意味があるの。こんな思考の「おりいえ」とすれば、転勤族の方には是非中古戸建住宅を検討してほしい。(ポジショントークですね。)
 
だけど、拘りまくった注文住宅が不動産市場価値で売りに出てるわけです。築後30年たった家は「0円)だったりするわけです。程度の良い家であれば500万円もリフォーム費用をかければ見違えます。
 
仮に10年後に転勤になっても、家賃と考えれば暮らしのアップデート費用として納得できるものではないですか。

転勤という未来を計画する

転勤がなくても、会社が倒産するリストラにあう、病気になることも、事故にあうこともあるでしょう。そのために保険に加入する、貯金をするなどの準備をします。

 

転勤は充分想定内の話です。お金だけの問題なら買えばいいという人もいれば、少しでも赤字が発生するのは嫌だという人まで様々です。求めている暮らしと経済的リスクにどう向き合うかをじっくりご家族で話し合いましょう。

おまけ 気になるあのマンションの資産価値を調べられます。

Model house