注文住宅でもない、分譲住宅でもない

もう一つの新しい選択

「中古住宅」じゃない「Pre-lovedな家」

広島市で中古住宅リノベーションを手掛けている「おりいえ」です。

僕は「中古住宅」という言葉は、少し損をしている印象があると、ずっと感じてきました。 どこか“古びたもの”とか、“お下がり”のような響きがありますよね。どんなに丁寧に暮らされてきた家でも、その価値が正しく伝わっていない気がしています。

「おりいえ」では、中古住宅を購入してリノベーションするという選択肢を広める活動をしていますが、その中で、「もっとふさわしい呼び方がないだろうか」とずっと考えてきました。

アメリカでは「Pre-loved home」

そんなときに出会ったのが、Pre-loved home(プレラブドホーム)という言葉です。

アメリカなどでは、中古住宅のことをこう呼ぶことがあるそうです。 直訳すれば「かつて愛された家」。

そこには、「誰かが大切に暮らしてきた家」という前向きな意味合いが込められています。

この言葉を知ったとき、「これだ」と思いました。ネガティブな印象ではなく、愛情や想いがこもった家として、きちんと価値を伝えていける。そんな可能性を感じました。

古さは価値は、味わいになる

日本では、築年数が経っただけで建物の価値がゼロと見なされることが多いです。 けれど、本当にそれでいいのでしょうか?

丁寧に手入れされ、思い出が積み重なった家。そこには新築にはない深みや空気感があると思います。僕たちは、そんな家こそ、リノベーションによって新たな命を吹き込む価値があると信じています。

だから僕たちは、これから中古住宅のことを 「Pre-lovedな家」と呼んでいこうと決めました。

「使い古された家」ではなく、 「大切にされてきた家」。 そう呼ぶことで、次の暮らしにつなぐバトンとしての価値を、きちんと伝えていきたいと思います。

想いを受け継ぐ住まいの文化をつくるために

家は、ただの容器ではありません。

そこにあった時間、手入れ、暮らしの記憶。 そうした“人の営み”も含めて、家の価値だと思っています。

「Pre-lovedな家」という言葉には、そうした想いをまっすぐに伝える力があります。 これからは、この言葉を通して、愛された家が次の誰かにも愛されていく── そんな住まいの循環を育てていきたいと思っています。

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