広島で中古住宅にリノベーションを提供している「おりいえ」です。

家を買いたいけど、調べれば調べるほどわからなくなる。 そんな経験はありませんか？もしかしたら今、そんな状態かもしれませんね。

でも、これはみんなが通る当然のステップです。 なぜなら、ほとんどの方にとって「家を買う」というのは初めての経験だから。

だから、人の話を聞いても、考え方は人それぞれなので参考になりにくい。 得られる情報も、基本的な流れや一般論ばかりで、自分自身に落とし込むのは難しいはずです。

結局、誰かに相談することになりますが、その相手は「決まって売る側のプロたち」です。

例えば、住宅展示場に行けば注文住宅を勧められ、 「中古住宅で本当に大丈夫ですか？」「建売で本当に大丈夫ですか？」と言われる。

気になる分譲や中古物件を見に行けば、 「注文住宅なんて高すぎて意味ありますか？」 「そんな郊外に家を建てて、資産価値は大丈夫？」と言われる。

不安になって、中立的だからとファイナンシャルプランナーを営業マンから紹介され話を聞いてみると、 「ちょっとポジティブすぎるライフプランを作成され、なんだかよく分からないけど保険を勧められた…」なんてことも。

結局、それぞれのプロは自分の立場で話をするわけです。 （僕もですけど😀）こんな状況が、住宅購入を取り巻く現実なんですね。

だからこそ、相談前に 「自分の基準を持つ」 ことが重要です。

その基準とは何か？ それは 「暮らしの目的」 だと僕は思っています。

その上で、本当に必要な情報とは何かを、一生懸命考えることが大切です。

そのために、こんな問いを自分に投げかけてみてください。

●週末は家族でBBQをしたいから、庭がある家がいい。
●仕事が忙しいから、家事の手間を減らせるシンプルな家がいい。
●趣味の道具をしっかり収納できるスペースが欲しい。

このように「暮らしの目的」を考えた上で、次に 「家に求めるものは何か？」 を考えます。

●広さが重要なのか？
●それとも間取りの工夫があれば広さは気にならないのか？
●購入価格の安さを優先するのか？
●住むエリアの快適さを優先するのか？（快適さを重視した結果、利便性が重要だと気づくこともあるかもしれません）

これらの問いを繰り返しながら、 「自分にとって本当に価値のある家とは何か？」を考えてみることが大切です。

今は情報があふれていて、誰しも迷子になりがちです。

でも、迷子のままでは適切な判断はできません。

適切な判断をするためには、何度も言いますが、 「自分の暮らしに対する価値基準を持つこと」。 その基準さえあれば、情報に振り回されることなく、 「本当に自分に合った家」を見つけることができます。

このブログが、皆さんの家づくりの思考整理のヒントになれば幸いです。 最後までお読みいただきありがとうございます。ご質問やご相談はお気軽にお問合せ下さい！