広島市で中古住宅リノベーションを手掛ける「おりいえ」です。

「家は住まい手の人格を表す」という言葉に出会い、とても共感しました。この言葉は、今の自分にふさわしい家を選ぶことの重要性を説いているように感じました。

しかし、僕の経験上では、この言葉にはもっと深い意味があります。 家はただ現在の自分を映し出すだけでなく、未来の自分を形作る力も持っているのではないかと感じるのです。

若くして結婚し、家庭を築く人はどうしても現在の収入を基準に家を選ばざるを得ないことが多いでしょう。無理のないローンや現実的な予算を考えると、いわゆる「手が届く範囲」で家を選ぶことになります。

もちろん、それ自体は間違いではありません。 しかし、もう少し未来を見据えてほしいのです。

その選択が未来の自分にどう影響するかを考えることが重要です。たとえば、仕事で成功し収入が増えたとき、過去の自分の基準で選んだ家が、未来の自分に合わなくなるかもしれません。その「ズレ」がストレスを生む可能性もあります。

現在の自分より少し高い目標で、「未来の自分にふさわしい家」を選んだらどうでしょう？

その選択には多少の無理や挑戦が伴うかもしれませんが、「少し背伸びした家」は未来の自分を引き上げる存在になるのではないでしょうか。

広いリビングや美しいデザイン、機能的なキッチンなど、家族や友人を迎え入れるのにふさわしい空間を選べば、自然とその家にふさわしい生活を送りたくなるものです。家は単なる器ではなく、住まい手の成長を促す「場」であり、その人の人格や価値観を育てるのです。

若いフォロワーの皆さんに伝えたいのは、「家選びは未来の自分を作る選択である」ということです。今の自分にだけ焦点を当てるのではなく、未来の自分や家族を想像してみてください。そのとき、どんな暮らしをしていたいのか、どんな家がふさわしいのかを考えてみましょう。

多少の無理をしてでも、未来の自分を引き上げる家を選ぶ価値はあると思います。

もちろん、無謀なローンを組むべきだという話ではありません。現実を見つめながらも、少しだけ「未来の自分」を意識した選択をしてみてください。その選択が、未来のあなたの人格や生き方にどんな影響を与えるか、きっと驚くほど大きなものになるはずです。

最後に、家は住まい手の人格を表すと同時に、未来の人格をも形作る力を持っています。
ぜひ、未来の自分を想像して、少し背伸びをした理想の家を見に行ってください。

このブログが皆様の家選びの参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。