住むための家、投資のための家。あなたが選ぶべき価値とは?

広島市で中古住宅リノベーションを手掛ける「おりいえ」です。
先日の、日経新聞の記事で思い出した。記事:マンション転売過熱 築1年内売り出し10年で3倍 価格上昇で高根の花に
マンションの価格は立地でこれほど変わるのか、と友人の話を聞いて改めて考えた時の話しをちょっと聞いてほしい。
あるエリアでは4000万円台で買えるマンションが、東京都心だと1億円を超える。同じブランドで、仕様も広さも変わらないのに。これって、立地が価格を決める一番の要素だということ。
確かに、利便性が高い場所に住むのは魅力的だと思う。それが価値だと考える人も多いのはわかる。でも、僕はどうしてもその考えに馴染めない。6000万円もの差額が本当に正当化されるのか?その理由がリセールバリュー、つまり売却時の価格を意識しているからだということは理解している。でも、そのリセールバリューは保証されたものじゃない。ただの市場の予測に過ぎない。
記事によると当初から投資目的で住むこともなく売却される。すでにマンション価格は投資目的の購入によって支えられているということ。こんな状態のまま不動産の価値が保たれるのか、疑問でしかない。
そう考える僕が大事だと思うのは、やっぱり住み心地。毎日を快適に過ごせる空間。家族や自分にとって「帰りたい」と思える場所。これこそが本当の価値だと思う。どれだけ立地が良く資産性が高いと言われる物件でも、住む人が幸せを感じられなければ意味がないんじゃないかな。
みんなはどう考えるだろうか?立地と住み心地、どちらに価値を見出すだろうか?僕は、やっぱり住み心地を優先したいと思う。このブログが皆様の思考の整理に役立つことができれば幸いです。