注文住宅でもない、分譲住宅でもない

もう一つの新しい選択

広島市の土地価格は?2022年公示地価が発表されました。

公示地価とは

地価公示法に基づいて、国土交通省土地鑑定委員会が、適正な地価の形成に寄与するために、毎年1月1日時点における標準地の正常な価格を3月に公示(令和4年地価公示では、26,000地点で実施)するもので、社会・経済活動についての制度インフラとなっています。

主な役割
  • 一般の土地の取引に対して指標を与えること
  • 不動産鑑定の規準となること
  • 公共事業用地の取得価格算定の規準となること
  • 土地の相続評価および固定資産税評価についての基準となること
  • 国土利用計画法による土地の価格審査の規準となること  等
※国土交通省のHPよりコピペさせていただきました。

公示価格は指標であって実取引価格とは違うことに注意!

「一般の土地の取引に対して指標を与えること」とあるようにあくまでも指標です!
 
広島市と県北地域では、地価はまるで違います。
 
現状の地価を知るためには、個別具体的な地価をチェックする必要があるわけです。

そこで便利なのがこちら

広島市西区古江西町の場合

バブルか?ほどよいインフレか?

モノの値段はここ数年すこしづつ上昇しています。
 
具体的に土地価格に落とし込んでみると
例にした古江西町は、2013年2000万円だった土地が
 
2014年:2013.4万円
2015年:2053.7万円
2016年:2147.5万円
2017年:2254.8万円
2018年:2375.4万円
2019年:2563.0万円
2020年:2791.1万円
2021年:2844.7万円
2022年:2911.5万円
 
複利計算で上昇し続けた結果、2013年に2000万円だった土地価格が2911.5万円と、1.5倍近く上昇している計算になります。
 
地価を坪単価としてみてみると、2013年時点25坪で2000万円だったとしたら坪80万円、2022年は116万円です。肌感覚として実取引価格をとらえているように感じます。
 
これはバブルでしょうか?ほどよいインフレでしょうか?
 

バブルとは考えていないという立場です。

例にした古江西町はマンションや商業施設とも近く広島市でも人気地区です。「おりいえ」が主に提供している郊外型の中古住宅の場合は、古江西町に比べると地価の上昇幅は少なめです。それでも、2013年当時と比較すれば、20%~40%くらい上昇している地域にモデルハウスを提供しています。
この上昇がバブルだとする、中古住宅を購入しリノベーションを手掛けたうえで、お客様へ販売させていただいている「おりいえ」として、大きな損失が発生します。そのためお客様以上に、土地価格について注意深く観察しているところです。
 
私たちは、現状はバブルではないというように考えています。この先、「金利が上昇したら」「不景気が加速したら」などなど、不安要素がないとは言い切れません。
 
しかし、「家」という生活の基盤は、「衣・食・住・美・健・交・遊・休・知」という人間の本質が詰まったものです。無理をしすぎた買物になっては本末転倒ですが、お金よりも重要なのが「人間としての本質であり暮らし」です。
 
よりよい住環境のためには、新築中心の市場に、良質な中古住宅リノベーションという選択が必要です。そして何よりも、安心安全に住宅を購入するために、立地や価格という表面的な選択の先にある、お客様ご自身のライフスタイルに沿った暮らしが大切だと考えています。
 
仮にバブルだったとしても、売らなければ損失は発生しません。快適な住宅であれば売る必要はないはずです。言いかえると、仮にバブルであっても、支払いに無理がなければ問題ないのです。
 
問題は、地価が高く建築費が高いことで、購入しやすい価格の住宅を商品化するため、住環境がどんどん犠牲になっています。安けりゃいい!そんな住宅は戦後の長屋を見てもわかる通り住み継がれることはありません。
 
このように考える「おりいえ」では、今後も、新しいモデルハウスをご見学いただける機会をさらに増やしていく所存です。引き続き、よろしくお願い致します。
 

Model house