注文住宅でもない、分譲住宅でもない

もう一つの新しい選択

建築条件付き土地と美しい街並みをめぐる日本の住宅文化

日本の街並みの美学と建築条件付き土地の問題点

日本の街並みの美学について考える際、建築条件付き土地という制度が無視できない問題点だと思っています。


建築条件付き土地は、土地の売買に建築条件を付与し、購入者がその条件に従って家を建てることを求めるものです。この制約が美しい街並みの形成を妨げているという指摘も少なくありません。

西欧と日本の文化の違い

西欧では、美しい街並みを維持するために、醜い看板を掲げた企業の製品を不買運動で排除しようとする文化があるといいます。


しかし、日本では住宅は産業として扱われるため、美しさとは程遠い家が建ち並ぶことが多いのが現実。しかも、家には次がないため、不買運動も成立しません。(ネットには後悔の話しでいっぱいですが特定できない限り具体的対象とはなりにくいと思います。)

建築条件付き土地の背景

人口が都市に集中し、通勤ストレスを避けたい人々が好立地や駅近などの条件を求める。この条件を求めることで、建築条件付き土地が増えるという図式。

この結果、自由なデザインや美しい街並みが犠牲になることがあるように感じるのは僕だけではないでしょう。。。

なにより、建築条件付き土地提供する企業の中には、土地の価格や利益を重視し、美しい街並みへの配慮が十分ではない場合があります。これら企業に美しい街並みを望むほうが無理な話です。


結果として、住宅が密集しすぎ、近隣とのプライバシーが問題とされることも多いのです。

建築条件付き土地による美しい街並みの犠牲

日本の街並みを守るために、建築条件付き土地の制度を見直すことが必要だと思っています。


理由は、地価が高くすぎ敷地面積は狭くなるばかり。だけど、これら住宅の中には将来外壁のメンテナンスや給排水工事のメンテをどうするのか考えていると思えない住宅も多くあるのです。

最後に、美しい街並みを守るための取り組みとしての【おりいえ】の想い

Model house