注文住宅でもない、分譲住宅でもない

もう一つの新しい選択

人生100年時代に“賃貸派”って、本当にアリですか?

広島市で中古住宅リノベーションを手掛ける「おりいえ」です。 「

持ち家VS賃貸」――この議論、まだあるんですね。

住宅業界に長くいると、何百回と見聞きしますが、 正直、いまだにこの話題が出ることに少し驚きました。 というのも、 “人生80年”が前提だった時代なら、「賃貸VS持ち家」の議論も十分成り立っていたと思います。 でも、いまや人生100年でしょ。 僕のなかでは「なぜ家を買わないの?」という判断です。

たとえば30歳で家を持ったとすると、残り70年住むことになります。 賃貸であれば、70年間、家賃を払い続けるということでしょ。 「50年ローンは長すぎる」なんて言ってる場合じゃありません。 家賃は、それよりも長く、70年間ずっと払い続けることになるわけです。 (40歳でも買わなかったら、残り60年分の家賃ですよね)

見えない賃貸コストと将来のリスク

賃貸は「気軽」「縛られない」「身軽」と言われます。 たしかに、夢の途中にいる人や、若い経営者さんであれば、 家よりも優先すべきことがあるのもわかります。

でも、お勤めの方や、その場所に長く暮らし続ける方にとっては、 ずっと賃貸に住み続けることが“現実的かどうか”は別の話じゃないでしょうか。

賃貸の場合、年齢を重ねれば、保証人や収入の問題、更新時の不安など、 「いつまで住めるのか?」という不安が付きまといます。 そして何より、家賃は払っても、何も残りません。

もしも一生払い続けたら、支払う総額は、 マイホームどころか、高性能住宅が何軒も建つレベルかもしれません。(特にこのインフレ時代、家賃だって上昇します。きっと)

持家はやっぱり安心

では、持ち家は絶対に得なのか?

もちろん、買い方や選び方を間違えれば、損することもあります。

でも、きちんとした建物を選び、定期的に手をかけながら住み続けることで、 70年暮らせる“住まいのベース”が確保できる。

それはこれからの時代にとって、とても大きな意味を持つと思います。

損得ではなく、“未来の自分への備え”としての住まい選び

僕は「家」は経済的資産ではなく、精神的資産だと考えています。

暮らし方次第で、生活の質を高めてくれるし、人生の糧となる“容器”にもなります。

「損か得か」が中心になった賃貸VS持家の議論は、 少し視野が狭く感じてしまうのです。

自分のライフスタイルに合う場所に、 自分が心地よく過ごせる空間を持つ。 そして、長い人生を安心して送れる“拠点”を持つ。こんな単純な思考でよくないですか。

100年時代の今こそ、 「賃貸か?持ち家か?」にとらわれすぎず、 “我が家の在り方”をしっかりと考えるべきです。

僕たちは、「中古住宅×リノベーション」という選択を提案しています。

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