物価高のいま住宅ローンは変動金利?固定金利?
広島市で中古住宅リノベーションを提供している「おりいえ」です。
昨今、インフレや物価高のニュースを見聞きすることが増えてきました。
欧米では金融引き締め策により政策金利をあげています。
その影響によりアメリカでの住宅ローン金利(30年固定金利)は2021年3%前後だったものが2022年6月には5.8%まで上昇しているようです。
「固定金利は政策金利の変更に先行して動くからだ!」と、簡単に考えてよいのかと不安な方も多いはず。このブログで少し深堀していきます。住宅ローン選びのご参考にしてください。
変動金利は上昇しない!上昇しても大丈夫!
住宅ローンといっても、フラット35や長期固定金利は指標となる10年国債利回りに影響される商品であり、変動金利は日銀の政策金利に連動する商品です。それぞれ別の性質があり変動金利派の主張や固定金利派の主張がネット上で飛び交っています。
「おりいえ」は、どちらかというと固定金利派です。そんな思考性から話を進めていきます。
変動金利派の主張は以下の3点に集約されているように感じています。
①日銀が金融引き締めをしなといいっているのだから変動金利は上昇しない!という声が聞こえてきます。
政策は変わります。政策が変われば変動金利は上昇します。
②金利が上昇しても大丈夫。なぜなら資産価値も上昇する。不動産はインフレに強いという声です。
一般的に金利が上昇すれば購入できる不動産価格は下がります。一部の地域や一部の投資用不動産以外はインフレには強いとは思えません。
③金利が上昇すれば固定金利に仮換えればいいという声もあります。
その時、固定金利は政策金利に先行して上昇します。長期固定金利が今の水準にはありません。
変動金利は今が底!これが事実であり上昇しない保証はありません。
変動金利は今が底!上昇しない保証はありません。これが原理原則です。
私は不安を煽るつもりはありません。事業としての借り入れもあるし金利は上昇しないことを望むばかりです。それでも、万が一上昇した時のことを考えておくのが賢明だと確信しています。
アメリカのように大幅なインフレを抑制する必要がないとしても金利が1%や2%上昇するくらいは普通に考えられます。
5000万円を
0.5%35年返済の場合 月々129,792円 総返済額54,512,740円
1.5%35年返済の場合 月々153,092円 総返済額64,298,491円
2.5%35年返済の場合 月々178,747円 総返済額75,073,795円
最近では40年返済や50年返済も主流になりつつあります。金利の影響は長期になればなるほど大きくなります。ここでシミュレーションするまでもありません。
豊かな人生のためのマイホーム
マイホームの取得が生活を犠牲にする買物であっていいはずありません。豊かな人生のためのマイホームでなければならないはずです。そのために住宅ローン選びはもちろん、生涯を通じたお金との付き合い方を真剣に考えるべきなのです。
最後に、豊かな人生のためのマイホーム選びとは、どんな場所にどんな家を選ぶかと同じくらい「住宅ローン選びは重要です。」
「おりいえ」では、マイホーム購入前にライフプランを計画することをお勧めしています。ご興味がある方は、お気軽にご相談ください!