注文住宅でもない、分譲住宅でもない

もう一つの新しい選択

駅近だけが価値じゃない!郊外中古住宅の価値

未来の資産性は予測できない

「いつでも売れる家がいい」「資産性が高い家がいい」とよく言われますが、それは本当に正しい選択でしょうか。
 
東京をはじめとする大都市圏であれば居住用不動産さえも投資用として世界からお金が集まっているのでしょうが、大部分の地方都市においては、今は価値が高い家だとしても、未来もその価値が保たれる保証はないと思うのです。

資産性と生命保険の比較

生命保険は、不慮の事故で命が奪われた時に残された家族を守るために加入します。同様に、将来のために資産価値の高い家を選ぶ気持ちも理解します。
 
しかし、もし十分な資産があれば生命保険に加入する必要はありません。それと同じように、将来を見越して駅近などの高価な場所に住むことが本当に必要なのでしょうか。

利便性と実際の暮らしのバランス

利便性を求めた高い地価のために3階建をはじめとした超狭小住宅が増えています。日も入らない、エレベーターもない、メンテナンスさえできないような家で、日々の暮らしが本当に快適でしょうか。
 
このような家であった場合、便利な立地であっても、実際に住み続けることが苦痛になるかもしれません。将来的に空き家が増える中で、そのような不動産が本当に価値を持ち続けるのでしょうか。

本当に重要なのは住み心地

駅近をはじめとした資産性が高いとされる家を持っても、日々の生活に直接影響する暮らしとは別物なのが利便性です。
 
広島市で4000万円のマンションが東京だと1億円くらいでしょう。建物の差ははっきり言って似たようなものです。便利な場所に住むということは暮らしとは別物である空間にお金を払うということなのです。
 
売るかどうかもわかないのに、数十年先のもし万が一、売却するかもなどの不安にお金をつぎ込む。資産性という価値を選ぶのは保険貧乏と何ら変わらないのではないかと思うのです。
 
そんな狭小住宅によくあるのは「狭い土地には空という素敵な庭があります!」といったキャッチコピー。狭い土地はどこまで行っても狭いのです。バーベキューができるのは空ではなく、バルコニーや庭です。その現実をしっかり見据え、自分にとって本当に必要な空間を選ぶことが重要じゃないですか?

自分の暮らしに合った家を選ぶ

Model house