中古住宅リノベーションこそが資産価値の高い家!
上図は国土交通省 中古住宅市場活性化ラウンドテーブル 報告書 付属資料を張り付けさせていただきました。
資料は2013年までしかありませんが、住宅ストックの富が積みあがってないのは一目瞭然です。新築1棟あたり2000万円として100万戸の富が30年程度で「0円」になるのだから当然です。年間20兆円の富が消えている。
こんなヘンテコな話は先進国で日本だけです。今に始まった話ではなくずっと言われ続けている話です。他の先進国同様に住宅投資が本当の意味で投資となるよう中古住宅の流通を促進しよう!もっと安心安全なものにしよう!という動きがあるわけです。そのために尽力している人も存在します。
ただし、それでは儲からないし面倒。このまま中古住宅は30年で価値がないと思われていたほうが新築が売れる。便利な営業トークとしてありがたい。築後30年の中古戸建住宅は査定価格「0円」は当たり前です。
老後2000万円問題も同じ
少し前に老後2000万円問題が騒がれました。これは2017年の家計調査によるものです。実はこの問題、2020年の家計調査では月1110円の黒字になったそうです。コロナ禍とはいえ2020年の家計支出であれば解消されているわけです。
まるで騒がれてませんよね。2000万円不足していたほうが営業しやすいからでしょう。住宅は30年で価値がなくなると同じです。
富が積みあがることをイメージする。
上図も国土交通省 中古住宅市場活性化ラウンドテーブル 平成25年度報告書(案) 附属資料(案)より貼り付けさせていただきました。
2008年と古いデーターですが、僕の記憶するところでは、この後、リーマンショックで資産額は下がったはずです。しかし、今はというと、2019年に比べて住宅新築が30-40万件増加しているし2006年の住宅バブル級の値上がりとのことです。日本ではウッドショック到来です。
人口が減少しているから仕方ない?過疎がだから仕方ない?と、言う前に、新築住宅が適正な供給のもとに建築されてくれば住宅投資は確実な投資になります。(建築物省エネ法等により新築は適正な居急に落ち着くのではとポジティブに考えています。)
仮に、欧米のように資産が積みあがらないでも資産価値が維持すれば、低金利下の日本では住宅ローン残高は確実に減ります。こうなれば万が一、売らなきゃならなくなったら。。。みたいなことを考えなくていいわけです。どれだけポジティブに住宅を選ぶことができるでしょう。そうイメージしただけで未来は明るいでしょ。
広島県は築30年を過ぎれば良質な中古戸建住宅が「0円」
残念だけど10年以上中古流通促進に尽力している立場からすると、理想とする中古流通市場が形成されるのはどれだけ先なるのかも想像できません。ある意味諦めました。
最近思うんです。僕の周りにいる人、僕の思考を面白いと思っていただける人、何よりも「おりいえ」のお客様を考えれば、このままのほうがいいのかもと。笑 だって、築30年を過ぎれば良質な中古戸建住宅が「0円」ですからね。
注文住宅で建てればどれだけ請求されるのか!って美しい家が下手したら半値くらいでリノベーションできるわけですからね。
10年賃貸に住んだと思えば11年目にはリノベした美しい家がついてくるくらいの感覚かもです。
なので今後は広く広告することよりも小さく知る人ぞ知る。そんなイメージで広島の中古住宅リノベーションに尽力していきます。
小さく応援してくださると幸せです。笑