そこにどんな幸せな暮らしがあるのか!
耐震性!省エネ性!現在の住まいづくりには欠かせないキーワードです。地震に強い家がいいに決まってます。家じゅうどこにいても快適な温度環境がいいに決まってます。それを否定する立場ではありません。むしろ新築を建てるのであれば長期優良住宅レベルで拘りたい所です。
では、耐震も省エネもそれほどでもない。ただ、ただ、ちょっとだけ省エネ的な住宅だったり、直下率的なプランニングでいえばこの柱一本で大丈夫?そんな新築住宅もたくさん建築されているわけです。概ね、建築に素人の不動産屋さんの建売だったり、設計などよくわからない工務店さんの住宅です。
そういう住宅って、決まって詰め込まれた感満載の残念なデザインでワクワクなんてありませんよね。
そんな新築住宅なら、中古住宅を購入してリノベーションするほうが絶対ワクワクします。建築のビジネスは「快適」「安心」とか、一定の基準を設けることで横並びの安心感を造りこむ作業のように感じます。こう考えると、新築だし、立地いいし、予算内だし、いろいろ考えることなく落とし込みやすそうでしょ。(笑)
僕は、それに対して「面白くない!」と、いう立場です。中途半端な新築よりも、機能だったり、安心だったり、お洒落感だったり、とにかく「ここで暮らしたい!」と、思える住宅こそがマイホームであるべきというスタンスです。
極論、家全体を断熱改修できなくても、家族が自然と集まってくるリビングのほうが楽しくないですか。薪ストーブなんて最高じゃないですか!
そこにどんな幸せな暮らしがあるのか!
そんなことも想像できない家に、数千万円も投資する理由が見つからないでしょ。