注文住宅でもない、分譲住宅でもない

もう一つの新しい選択

古い住宅地で始まる、新しい暮らしのヒント

広島市で中古住宅リノベーションを手掛ける「おりいえ」です。

家を買うならできるだけ同世代が集まる環境がいい!そんな思いをお持ちではないですか?

このブログは「でもね!」って思考で話を進めます。そう、中古住宅はすでに出来上がった住宅地に存在します。

新しい住宅地だけが選択肢?古い住宅地の意外な価値

若い世代がお隣にいないかもしれませんが、多様な世代が共存する古い住宅地には、新しい住宅地にはない豊かなコミュニティの価値があります。

この多様性は、人々の成長や社会的スキルの向上に大きく寄与するといわれています。 僕もそうだし、そんな暮らしを選んだ人もきっと、この社会的スキル向上へ寄与する意味を理解しているはずです。 古い住宅地には、多世代が交流できるメリットがたくさんあるからです。例えば、緑豊かな公園や共用スペースは、子どもから高齢者まで自然に交わる場となり、人と人とのつながりを育みます。

少し古い本ですが倉田剛氏の『少子高齢化時代のライフスタイルと住宅』にも指摘されているように、異世代間の交流がもたらす価値は、少子高齢化が進む現代社会においてますます重要になっています。

古い住宅地の暮らしが不安な方へ

【生活インフラの整備】
古い住宅地には、徒歩圏内に学校や病院、買い物施設が揃っていることが多く、子育て世帯や高齢者にとって便利な環境が整っています。

【自然と共に暮らす環境】
古い住宅地の多くには緑が多く、四季折々の景色を楽しみながら生活できます。特に、子どもたちが安心して遊べる公園や遊歩道があるのは大きな魅力です。

【多様な世代とのつながり】
同世代ばかりではない環境は、子どもにとって年上や年下との交流の機会を提供し、社会性を育む大切な場となります。また、高齢者にとっても孤立を防ぎ、生きがいを持ちながら生活する助けになります。

【経済的なメリット】
古い住宅地の家は建物価値が目減りしているため、求めやすい価格で売買されています。古い家はリノベーションによって自分らしい空間を作る選択肢も広がります。さらに、地価や建設費が高騰する現代において、費用を抑えつつも豊かな暮らしを実現する手段として最適だと思うのです。

古い住宅地で見つける、新しいライフスタイル

新築住宅が提供する便利さや最新設備も魅力的ですが(とはいえ中古住宅でもリノベすれば新築以上に素敵な家ができます。)、古い住宅地が持つ「つながり」や「多様性」は、僕たちが見落としがちな価値だと考えます。

ちょっと古い住宅地の暮らしは、忙しさに追われる日常から一歩引いて、家族や地域と深く関わる豊かな時間を取り戻すことができます。 まだまだ飲み会が多く、タクシーでの帰宅が多い時には想像できないかもしれませんが、年々そんな機会も減っていきます。少しでもこの言葉が気に留まる人は、ほんの数年先から長い人生を豊かに過ごす環境を考えてみるべきです。

それでなくても、ご近所とのつながりが希薄になりがちな今。ちょっとした挨拶で終わるのではなく、誰がどんな暮らしをしているのかなどなど、多世代が住み継ぎ支え合う住宅地での暮らしは日々の生活を豊かにしてくれます。

もしも、ご自身の求める暮らしが古い住宅地にあるのであれば、ここで紹介したような日常があることにも目を向けてみてください。土地代や建物代に大きな資金を必要としなければ、暮らしそのものを豊かに過ごすこともできます。



最後に一言、この機会に、古い住宅地の魅力を再発見してみてください。

ご質問、ご相談は、お気軽にお問合せください!

Model house