注文住宅でもない、分譲住宅でもない

もう一つの新しい選択

中古リノベは安くない
それでも選ばれる理由

広島市で中古住宅リノベーションを手掛ける「おりいえ」です。

「中古リノベは安い!」 そんなイメージを持たれることがあります。 でも実際は、安くありません。少なくとも、立地を揃えて考えた瞬間にそれははっきりします。

それでも中古リノベが選ばれるのは、安さ以外のところに価値があるからです。 今日はその理由を、きれいごとではなく、現場の感覚でブログにしてみます。

立地と価格だけで比べると 建売が強く見える

新築と言っても、ここでは土地から購入する場合。特に建売を例にしてみます。

建売は、買える予算から逆算して成立させる商品です。 広島市周辺の好立地だと、50坪60坪の土地をそのまま使うのではなく、25坪前後、場合によっては20坪未満まで小さくして、価格を収めます。

なので立地と価格だけで並べると、建売が有利に見えます。 これは建売が悪いという話ではありません。家の思想が最初から違うというだけです。

同じ立地で考えた瞬間 中古リノベは安くならない

前述したような現実から同じ立地なら、土地の値段は中古でも新築でも基本的に変わりません。建物が古いからといって、土地が安くなるわけではないからです。

例えば、土地単価100万円で50坪なら、建物の価値が仮に0円でも土地だけで5000万円です。ここにリノベ費用が1000万円なら6000万円。2000万円なら7000万円。

一方で建売は、土地を25坪にして成立させる。総額が4700万円くらいに収まるでしょう。 この時点で中古リノベVS建売の単純比較は成立しません。 中古リノベを安く買うというのは、現実では都合よくいかない場面が多いということです。

それでも中古リノベが選ばれるのは 価値の置き場が違うから

中古リノベが選ばれる理由は、価格が安いだけではありません。 価値の置き場が違います。

建売は、予算内で不足が起きにくいように整えられた完成品です。 中古リノベは、家が元々持っている構造やデザイン余白の背景を読み直して、そこにしかない体感をつくっていく選択です。

同じ面積、同じ価格でも、暮らしの満足度は一致しません。 きっと皆様が欲しいのは、数字ではなく、日々の体感だからではないでしょうか。

中古住宅の中でも成功する家としない家がある

ここが一番大事なところです。 中古なら何でもリノベすれば正解、ではありません。

成功する家には共通点があります。例えばこうです。
• 骨格が素直で、直す意味がある
• 立地に無理がない
• 余白があり、整えた時に伸びる
• その家の背景が、暮らしの魅力に変わる

逆に言うと、安いから、近いから、広いから、だけで選ぶと、リノベ費用が膨らんでも満足が追いつきません。 だから僕たちは、中古住宅の中でも成功事例になり得る家を見出し、後出しじゃんけんで整えるリノベーションを手掛けています。 リノベありきではなく、すでにあるものを読み替えて、唯一無二に仕上げる。ここに価値があると思います。

中古リノベが向いている人

中古リノベは、誰にとっても正解ではありません。 でも、合う人には深く合います。

• 価格だけでなく、暮らしの体感を大事にしたい人
• 量産の家より、自分の暮らしに合う家がほしい人
• 新築の安心だけでは満たされない人
• 背景のある家に、なぜか惹かれてしまう人

もしここに一つでも当てはまるなら、中古リノベは検討する価値があります。

最後に

中古リノベは決して安くありません。

でも、それでも選んでいただけるのは、新築と比較で勝つためではなく自身の心からの納得を得るためだと思います。

新築か、中古リノベか。 二択に見えて、実は、どんな暮らしを思い描くかの話です。 その思い描き方が変わると、家の見え方は変わります。ご一考ください!

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