注文住宅でもない、分譲住宅でもない

もう一つの新しい選択

狭小化する敷地と建物空間を個人的な視点として、批判と住み心地の追求をしてみる

住み心地の価値

日本人が欧米の建築に学ぶべき教訓は、住宅の価値を住み心地から判断する文化です。住宅は住むためだけのものではありません。住み心地は確実に住む人の幸福と直結しています。


住み心地を重視することこそ、住宅を評価する上で重要なことなのです。

 

僕たちは、敷地の活用方法と周囲の環境との調和を考え、次世代に価値ある住宅を引き継ぐ必要があるのであって、その環境劣化を招くような安易な区割りは避けるべきだと信じています。

最近の新築住宅の現状と課題

昨今の新築住宅の中には、既存宅地を分割して、超狭小な敷地や不適切なプランニングによって建てられている家も少なくありません。

 

これらの住宅は、将来的なライフスタイルの変化やバリアフリーの必要性など考えられていないし、将来的なメンテナンスすら考慮されていないように思えます。

 

これらは短期的な利益追求に重きを置いています。僕たちは、このような状況に深い懸念を抱いています。住宅は、住み心地の良い、生活の質を高める工夫こそが求められていると考えるからです。

バリアフリーと住み心地

バリアフリー設計は、すべての人にとっての住み心地を向上させる重要な要素です。高齢者や障害を持つ人々にとっては、生活空間と浴室やトイレが同じ階にあること、床の段差がないことが特に重要です。

 

僕らは、これらの要素を考慮した住宅設計の普及を強く支持しています。生活空間が複数階(居室が三階にあり風呂等が1階にあるような住宅)に分散している狭小住宅は住み替えが前提の賃貸住宅であればまだしも、終の住まいとしての住宅には不適切だと考えるのです。

狭小地でも可能性はあるが...

敷地が狭いからといって、住み心地の良い住宅を建てることができないわけではありません。限られた空間内でも、創意工夫を凝らした設計により、豊かな生活を実現できる可能性はあります。

 

狭小敷地でも質の高い生活が送れることを証明する事例もたくさんあります。

結論

Model house