ホームインスペクションを知っていますか?中古住宅購入をもっと安心に!
中古住宅を購入するとき、「この家、本当に大丈夫かな…?」と不安に思うことはありませんか?
雨漏りや家の傾き、シロアリ被害など、購入後に隠れた問題が見つかるかもしれないと思うと、きっと慎重になりますよね。 そんなときの強い見方が「ホームインスペクション(住宅診断)」です!
このブログでは、ホームインスペクションについて、メリットや注意点をお伝えします。
ホームインスペクション(住宅診断)とは?
ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、不具合事象の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行なう専門業務を指します。
(所属する日本ホームインスペクターズ協会HPから。ちなみに僕も所属しています。)
こんな良いサービスなのに不動産取引の際に利用されることはまだまだ少ないんです。
診断の主な内容
診断の方法は、基本は目視で、屋根、外壁、室内、小屋裏、床下などの劣化状態を診断します。また、レーザーやサーモグラフィーなどの機材を使用する場合もあります。
これらの診断を住宅診断士が行うことで、住宅の現状や将来的なリスクを把握することができます。(もう少し詳しくは「おりいえ」のホームインスペクションサービスのHPをご覧ください。)
インスペクションを利用するメリット
インスペクションを利用することで、購入後の「想定外」を防ぎ、より安心して家を選ぶことができます。
✅ 購入前に問題を把握できる
インスペクションを行うと、建物の不具合や修理が必要な箇所が事前に分かります。 修理が必要な場合でも、購入後の費用や工事の計画が立てやすくなります。
✅ 交渉材料になることも
診断結果を基に、不動産価格の交渉や、売主に修理を依頼する交渉が可能かも。。。
✅ 欠陥住宅のリスクを回避できる
特に築年数が経過した住宅では、見えない問題が潜んでいることがあります。 インスペクションを通じて、そのリスクを減らすことができます。
注意点:インスペクションを活用するには?
1. インスペクションは義務ではない
現在の日本では、インスペクションを必ず行う必要はありません。 ただし、2018年の宅建業法改正により、不動産会社は「インスペクション斡旋の有無」を説明する義務が課されています。さらに、2024年4月1日以降、建物状況調査を「無」とする場合に理由を明記しなければならなくなっています。 ひと昔前は、「インスペクションなんて不要ですよ!」がまかり通っていたことを考える、この制度を利用しない手はないと思うのです。是非、気になる住宅のインスペクションを依頼してみましょう。
2. 費用がかかる
インスペクションは専門家による診断のため、費用が発生します。 一般的には数万円~十数万円程度必要です。しかし、この費用を捻出することで、購入後の大きな修理費用が掛かるなどの確認ができるのだから必要経費と考えられませんか?
3. 完全な保証ではない
インスペクションは現在の状態を診断するものであり、将来の不具合を完全に防ぐものではありません。とはいえ、「今の状態」を明らかにすることで、安心して家を選べるようになります。
国も中古住宅の流通促進をサポート中
前述したとおり、宅建業法改正で、不動産会社がインスペクションの斡旋について説明することが義務化されたのも、その一環です。 まだまだ利用率が低いインスペクションですが、これを賢く活用すれば、より安心・安全に中古住宅を購入できますよ。
ちなみにねらい目は【古家付き土地】です!
まとめ:インスペクションを活用して安心の家選びを!
中古住宅の購入を安心にする「ホームインスペクション(住宅診断)」です!
少し費用はかかりますが、購入後のリスクを減らし、長く快適に暮らせる家を選ぶための心強いツールです。
広島で中古住宅を探している方、ぜひ「おりいえ」にご相談ください! 安心の住まい選びを全力でサポートします。✨