注文住宅でもない、分譲住宅でもない

もう一つの新しい選択

リフォームで失敗しないためには住宅診断(ホームインスペクション)

リフォーム前には正確な検査が必要です。

ドアが壊れた、壁紙が汚れたなど、表面上の劣化や損傷は絆創膏を貼るように取り換えれば改善します。問題は普段の暮らしでは気づかない部位です。もしかすると、シロアリ被害にあっているかもしれません。雨漏れが進行しているかもしれません。
 
快適に暮らすためは、表面的な部位だけでなく、構造的に劣化が進行している部位もあわせてリフォームすべきです。
 
リフォームによる失敗が多いのは、構造的な劣化や部位以外に関係する問題は放置され、直接的な、外壁塗装や表面改装のリフォームで終了するからです。失敗を防ぐためには、専門医による診断により隠れた病気に気づくように、リフォームでも日常では気づかない劣化事象を知ることです。そのためは、リフォーム前には正確な住宅診断が必要です、
 

住宅診断(ホームインスペクション)をしないままのリフォーム

お風呂を取り換えたい場合、追加のリフォームをしても、お風呂をはじめとした水回りのリフォームで終了だったりします。設備機器を取り付ける専門業者も大工工事においては専門知識は持ち合わせていません。専門分野の工事で終了です。
 
リフォームショップやリフォームチラシから工事を依頼した場合、現場調査もほどほどにお風呂だけ取り付けたというケースも多いのでしょう。劣化の改善も何のないままに施工している例を何度も目にしました。
 
体調が悪いと思って病院に行った結果、急遽手術をすることになった。これは、専門医による正確な検査があってこそのものです。高度な医療を普通に受けられることで世界で最も長寿をまっとうできる国に住んでいます。
 
家はどうかと言えば30年もすれば経済的価値はないとされるお粗末さです。これはリフォーム業者の問題よりも、住宅診断が一般的ではないことが大きな理由です。

建物状況調査(インスペクション)を斡旋する意義

Model house