広島の中古戸建住宅は「安い!」という理由で買うな!
中古戸建住宅購入者が中古戸建住宅を選んだ理由は「予算的に中古戸建て住宅が手頃だから!」
そりゃそうですね。「中古戸建住宅×リノベーション」を提供している僕でも、潤沢に予算があるなら間違いなく注文住宅です!でも、僕が建てたい家を注文住宅で建てれば坪単価100万円以上は確実。30坪でも3000万円オーバーです。
予算的に手頃だから「中古戸建住宅×リノベーション」を提供しています。
では、中古戸建住宅は安ければいいか!といえばまるで違います。価格が手頃だから!といっても、安心安全が担保されてなければ。。。結局高いものについた!なんてことにもなりかねません。
中古戸建住宅はパット見で判断しちゃダメ
中古戸建住宅が手頃なのは、不動産の取引市場において建物価値を適切に反映しないからでしかありません。よく言われているのが、法人税法上の耐用年数、木造住宅なら22年を参考にしているから、建物の状況がどうであっても築後25年程度経過すれば限りなく市場価値は「0円!」です。
これは中古戸建住宅を検討されている方にとってはラッキーという一面です。ただし、このラッキーな話は、適切な価値を認めて購入していれば!という前提がつきです。
例えば、築15年程度で購入した家。壁紙が張り替え済み、キッチンやお風呂も磨かれていて、そんな古さを感じずきれいという理由で購入した。半年が過ぎたころ壁が濡れているようだった。
→これは雨漏れです。
このように中古戸建住宅を購入する場合の契約内容については多くは現況有姿の取引です。引き渡しを受けてからのトラブルは買主の責任により修繕する必要があるわけです。この例も、雨漏れの補修は購入した方が負担するしかありません。
手頃な価格でパット見が綺麗だからという理由で中古戸建住宅を購入してしまうと、このような思いもしなかった事態に遭遇することも少なくないです。しかも、このようなことは一事が万事。劣化事象は建物全体の劣化の一部でしかない可能性を秘めています。
購入してはならない広島の中古戸建住宅があることを知ってほしい。
新築後数年で家が傾いた。雨漏れがした。そんな話も聞こえてくるわけです。そんな家が中古戸建住宅として売りに出ていたとして、購入したあなたは雨漏れを直せば済むという話ではありませんよね。上の画像のように基礎そのものに問題があるとか柱が腐っているとか。想像したくない現実があります。
購入してはならない「住宅」というのはあるわけです。パット見で騙されないことが重要なのは言うまでもありません。そのためにも建物状況を知る必要があるわけです。では、一般の方がこの状況を知るための手段があるでしょうか?ネット検索を信じた方法で状況を把握できるでしょうか?なかなか難しいのではないでしょうか。。。
だからこそ、宅建業法が改正され、重要事項でも建物状況調査の有無を説明しなければならなくなったのです。ただし、この重要度を認識している方は僅かばかりです。なので、インスペクションの普及がまるで進みません。健全な建物であれば加入できる既存住宅瑕疵保険の加入も僅かでしかないというのが現状です。
この事実が、中古戸建住宅購入→失敗した!という多くの声につながっているのです。
ホームインスペクションは、手頃で安心安全の中古戸建住宅を探し出す、消費者に無くてはならない手段です。