ホームインスペクションの道具。エビス
デジタルフォルトチェックレベル
施工用
ED-200DFCSN
いいお天気。
桜の開花も聞こえてきました。
コロナ終息の声も聞こえてきてほし。切に願うところです。
さて、上の画像。
新しく買ったインスペクションの道具です。
長さが2mのデジタル水平器です。
かなり気に入ってます。
とにかく便利。検査時間の短縮にとても役立ってます。
特に、柱の垂直測定。↓↓
2mと長いので壁や家具に当たらないように注意することを除けばほんと便利なんです。
これを買う前は60㎝のデジタル水平器で、ざっくりあたりをつけてから(傾斜が大きい箇所)慎重にレーザーレベルで測定してました。床の水平は中央に設置すればぐるりとレーザーが回るので楽ちんです。でも、水平は屈折するしで不安。なので、図る場所に移動してからレーザーをあててました。時間結構もかかります。
(☝別の現場)
ちなみに、瑕疵保険においての検査基準は以下のとおりです(JIOの場合)
床について、以下の劣化事象等が認められないこと。
(1) 著しいひび割れ、劣化又は欠損
(2) 著しい沈み
(3) 6/1,000 以上の勾配の傾斜(凹凸の少ない仕上げによる床の表面における2点(3m程度離れているものに限る。)の間を結ぶ直接の水平面に対する角度をいう。)
2 前項(1)及び(2)の劣化事象等は、計測又は目視により確認する。前項(3)の劣化事象等は、計測により確認する。
柱及び梁について、以下の劣化事象等が認められないこと。
(1) 著しいひび割れ、劣化又は欠損
(2) 梁の著しいたわみ
(3) 柱の 6/1,000 以上の勾配の傾斜(凹凸の少ない仕上げによる柱の表面と、その面と垂直な鉛直面との交差する線(2m程度以上の長さのものに限る。)の鉛直線に対する角度をいう。) 2 前項(1)及び(2)の劣化事象等は、計測又は目視により確認する。前項(3)の劣化事象等は、計測により確認する。
そして、僕はチビで手が短い。
なので☝の画像でぎりぎり2m。(笑えない。)
そんな理由も手伝って、このデジタル水平器がホームインスペクション道具として大活躍です。
消費者の皆様は中古住宅を購入するのは不安がつきものでしょ。だからこそ日本の中古住宅はお安く買えるわけです。安いからと言って決して30年程度が寿命なんかじゃありません。(これは新築を売るための方便です。)そうじゃなきゃ、こんなにも築40年も50年も経った家なんてないでしょ。
昔の家も今の家も、安く手を抜かれて建った家とそうでない家と色々です。これは新築も中古住宅も変わりませんよ。古い家も、材にこだわり、普請にこだわった家は大事に丁寧に住み継がれています。
ボロをつかまされるのか?
宝物を見つけるのか?
消費者の皆様がこんな道具揃えませんよね。
そんなものプロに依頼すればいいだけです。
中古住宅は安いといっても大きな金額。その中のわずか数万円(インスペクターによって違います)の費用を捻出すれば、検討している建物のコンディションがどんな状態なのか?劣化している箇所がある場合は、修繕するにはどうすればいいのか?などなど、まさに、かかりつけ医のように中古住宅購入を安全にサポートしてくれます。
利用しない手はないと思うんですけどね。
なぜか普及しない。不思議でならない。
みんな知らないだけでしょうね。
決して面倒なものではありません。
不確かな安心を確かな安全として中古住宅を購入できる。
それがホームインスペクションです。
ご検討いただけますようお願いいたします。