注文住宅でもない、分譲住宅でもない

もう一つの新しい選択

中古住宅購入前にホームインスペクションが必要な理由

中古住宅取引の安全性向上への取り組み

宅地建物取引業法の改正により、平成29年5月から不動産業者による中古住宅の品質情報開示が義務化されました。


しかし、ルールが整備されているにもかかわらず、トラブルが起きることがあります。これは、不動産業者の義務化や規制の強化が追いついていないことや法律の改正に対応するための対策が不十分なためです。

中古住宅取引の現状

中古住宅市場は新築住宅市場に比べて競争が少なく、価格帯も幅広いため、多くの人々が購入を検討しています。

しかし、中古住宅取引には問題があり、欧米諸国と比較すると市場は未発展です。
特に情報の非対称性や契約不適合責任の現実、取引の不透明性が課題となっています。

ホームインスペクションの課題と対策

中古住宅取引においては、情報の開示や厳格な取引ルールが求められています。
そして、ホームインスペクションなどのサービス利用が広まることが重要です。

ただし、現状ではホームインスペクションが普及しているとはいえないため、消費者自身が適切な情報を入手し、知識を身につける必要があります。

ホームインスペクションのメリット

ホームインスペクションは、中古住宅購入時に建物の診断を行うサービスです。このサービスを利用することで、安心安全な取引につながるというメリットがあります。さらに、検査結果に基づいて瑕疵保険に加入することも可能です。


このように、その建物が安全かつ安心して住める状態であることを確認するためには、ホームインスペクションは非常に有用な手段と言えます。中古住宅を購入する際には、必ずホームインスペクションを利用することを推奨します。

ホームインスペクションの適切なタイミング

中古住宅購入プロセスは、「物件見学」⇒「申し込み・買付証明」⇒「契約」⇒「引渡し」⇒「入居」ですが、十分な調査が行われていないことが問題です。


契約前にインスペクションを受けることで、建物の状況を把握し、販売価格が適正かどうかを判断できます。また、契約後に計算外の修繕費が必要になるリスクを回避することができます。さらに、インスペクション結果に基づいて、売主と交渉して修繕費用の負担分担の可能性も高まります。これにより、お互いが購入後に発生するトラブルを減らすことができます。

最後に

ホームインスペクションを活用することで、中古住宅の状態を正確に把握し、購入前に問題点や修繕が必要な箇所を明らかにすることができます。これにより、購入者は安心して取引を進められるだけでなく、将来的なトラブルを防ぐことが可能となります。


中古住宅市場における安心・安全を実現するためには、ホームインスペクションを活用しリスク管理に努めるべきなのです。


今後、消費者自身がホームインスペクションの普及に努めることで、市場の健全化が期待できます。これにより、正当な建物評価が実現できれば、本当の意味でマイホームは資産となります。それは欧米に見られるように持続可能な発展につながるモノと考え「おりいえ」は中古住宅流通促進に尽力しています。

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