第3者性のあるホームインスペクションをご利用ください。
建物状況調査の制度説明が義務化されているが
宅建業法が改正され、既存(中古)住宅の売買のさい、「建物状況調査」の制度説明であり斡旋の有無の説明が義務化されています。ただし、買主にとってこの時期とは「媒介契約時」「重要事項説明時」「売買契約時」のタイミングです。実務上ほぼ契約時です。契約時説明されても、「じゃあ調査終了して結果を見てから契約でもいいですか!」なんてことが通じるでしょうか。伝える勇気ありますか。
不動産屋さんからすれば、ホームインスペクション(ややこしくてすみません建物状況調査)なんて、面倒なものでしかなく、万が一、劣化等みつかったら話が壊れるんじゃないかと思われる方も多いようです。
そんなわけで最近でもホームインスペクションはさせない!ということはそんな少ない話ではありません。(地域によるのかもしれませんが広島ではよく聞きます)
不動産といっても幅広く宅建士免許と建物の知識は別物です。
不動産業者が重要事項説明を行うには宅地建物取引士という国家資格者でなけれなりません。あなたの担当者が宅建士の場合でも(事業者5人につき1人いれば営業できるものです。あなたの担当者が宅建士とは限りません。)建物についてのスキルは高くはありません。
重要事項の説明とは、権利関係やインフラ、建物の築年数や間取りやリフォーム履歴。中古住宅の不安を払しょくしたい皆さんが求めている情報ではありません。
ホームインスペクション(住宅診断)のメリット
ホームインスペクション(住宅診断)のデメリット
ホームインスペクション(住宅診断)は第3者性にこそ意味がある!
最後に、ホームインスペクションを利用するにあたり重要なことはデメリットをいかに潰すかです。せっかく病院に行ったのに病気が見つからなかったでは困りますよね。目視が中心とはいえ、いかに見逃しをなくすか。そのためにどんな研鑽を積んでいるかが重要です。
表面だけ化粧して誤魔化した、「トンデモナイなんちゃってリノベーション住宅を買ってしまった。」こんな中古流通促進に不安を覚えるような話も聞こえてきます。買ってはいけないトンデモナイ家を見逃さないためには、ホームインスペクションでどのような検査をしているかが重要です。
いいお医者様もいればヤブ医者やモグリノの医者までいるように、住宅診断をしている業者も同じです。任意団体だったり、建築士等一定の資格者が講習を受講することで認定されたり、場合によっては勝手に名乗ったりしている人だっているはずです。不動産屋さんやリフォーム屋さんと結託されてちゃたまりませんね。
ホームインスペクションはぜひ利用してほしいサービスです。加えて利用するなら大切なのは第3者性です。そのためには、自分自身が信用できるホームインスペクターを見つける!ホームインスペクションを本当の意味でメリットにかえましょう。
中古戸建住宅で安心安全な暮らしを実現してください。