注文住宅でもない、分譲住宅でもない

もう一つの新しい選択

中古住宅購入で失敗しないためには建物調査が重要です。

中古住宅の保証は!

新築と中古住宅の大きな違いは「保証です。」
 
見た目が綺麗でも傾いている家もあれば、シロアリ被害にあっている家もあります。新築のように保証で直せればいいのですが、中古住宅の売買において保証は期待できません。
 
ちなみに、不動産売買契約では、保証に関しての約束事が期限や対処法が定められています。しかし、中古住宅の売買は多くが個人が売主です。この場合、契約不適合責任は期限が定められていたとしても3か月程度の短い期間。広島県では多くが免責という特約です。(売主が宅建業者の場合、契約不適合責任は2年間 個人間の取引でも瑕疵保険が付けば別)
 
現状確認したうえ、自己責任で購入判断をするのが中古住宅の取引だということを忘れてはなりません。

安心して中古住宅を購入するために!

安心して中古住宅を購入するためには立地×価格×パット見で判断するのは危険です。
 
建物のコンディションのチェックは不可欠です。しっかりチェックをしたうえで契約するようにしましょう。

自分自身で建物の状況をチェックする。

お金も手間もかからない方法です。
 
内覧時には遠慮することなく、しっかり、生活者目線でチェックしましょう。
 
雨漏れ痕やカビなどは素人でも注意して内覧すれば気付きます。窓や扉の開閉してみれば不具合は分かります。基礎や外壁も目視で異常は確認できます。
 
設備機器も20年も30年も使い続けることは不可能です。修繕履歴や築年数さえ把握すれば、そろそろ変え頃だなという判断は出来るでしょう。

建物に詳しい仲介業者へ仲介を依頼する。

不動産の売買契約において、契約前に説明義務のある重要事項説明書では、中古住宅のコンディションについての説明義務はありません。売主からの付帯設備及び物件状況確認書で確認するくらいです。

 

では取引のプロである宅建士が教えてくれるのでしょうか?宅建士であっても建物の知識は別物です。参考までにお伝えすると、宅地建物取引士の試験内容は建物の形質、構造および種別に関することなど、土地や建物について不動産に関わる者としての常識的なレベルでしかありません。

 

建物の知識がなければが建物の構造やメンテに関する適切なアドバイスできません。これでは、価値に見合った中古住宅かどうかは分かりません。少なくとも中古住宅を購入する場合は、最低限、建物に詳しい仲介業者へ依頼しましょう。

リフォーム業者へ問題ないかチェックを依頼する。

最近では中古住宅を購入してリフォームをする方が増えています。もったいないのは、リフォームを考えているのに物件選びが優先してしまうことです。

 

想い描いたリフォーム後の暮らしがあるはずです。総予算もふまえリフォーム業者さんへ実現可能な建物か否かをチェックしてもらうべきではないでしょうか。

 

よくあるケースは、仲介業者さんのお勧めするリフォーム業者さんから見積もりです。表面だけを化粧されておしまい。なんて事にならなきゃイイと心配しています。

ホームインスペクターに建物診断を依頼する。

媒介契約時に中古住宅を売買するお客様に対して「建物状況調査(ホームインスペクション)」の制度の説明と、希望に応じた斡旋(あっせん)を行う必要があるということが義務化されています。しかし、まるで普及していません。

 

日本ではまるで普及していないホームインスペクション(建物診断)も中古住宅の取引が一般的な欧米ではホームインスペクションは普通に利用されています。プロが第三者的に住宅をチェックしているサービスが数万円程度で利用できるんです。きっと皆さん知らないからでしょうね!
 
「おりいえ」のホームインスペクションサービスはこちら

中古住宅を安心して購入する方法はあるんです!

中古住宅の建物チェックができれば宝物がみつかります。

表面だけ化粧されている住宅も小屋裏に侵入してみると雨漏れで酷い状況だったり、床下に侵入してみると基礎はクラックでいっぱい。希望する間取りを実現しようにも耐震に不安が残るからそれはできない。。。など、など。中古住宅を購入して失敗した理由は多く聞こえてきます。

 

最初からわかっていれば購入してなかったはずです。 中古住宅購入で失敗しないためには、どんな方法であれ、建物状況を把握したうえで購入しましょう。

 

そうすれば、きっと宝物に巡り合えます。宝物を宝物として購入できます。

Model house