ご存知ですか「ホームインスペクション!」
ホームインスペクションという言葉をお聞きになられたことはありますか?一般の消費者の方で知っているというかたは少数でしょうね。マイホームを検討の方で(特に中古住宅)、インスペクションを知らない方は是非この記事はご覧になってください。きっと、役立つはずです。
4月に改正宅地建物取引業法が施行されます。
今年の4月に改正宅地建物取引業法が施行されます。これは中古住宅の流通活用促進のための改正です。改正後は宅地建物取引業者(不動産屋さん)は、中古物件を取り扱う際、「インスペクション事業者のあっせん」「重要事項説明におけるインスペクション結果の説明」といった、これまにはない報告や説明をする義務が生じたのです。
事業者のあっせんということは、「売主さんへあっせんしたけど利用したくないと言われた。」これはこれで通るのでしょう。「買主さんは、インスペクションを知らなければ重要事項の説明時点でインスペクションは無ということで通じるのかな?」なんて考えています。
いかに法改正されようとも経験値の殆ど無い買物である住宅。物件ありきの情報召集からのスタートであればインスペクションの利用は国が考えるようには進まないのではないかと考えます。
あっせんが機能しなければ中古住宅はいつまでたっても安心・安全なものという理解は進みません。ori_ieでは、コンセプトに掲げているように「既存住宅売買瑕疵保険の検査基準に適合する家であること」適合できない家の場合、適合する為には、どのような補修工事が必要であるかを明確にします。
安心・安全とは家だけじゃなく財布にも優しいということが条件です。健全な状態の家に暮らすこと。その前提の上に新築以上に素敵でワクワクする空間提供こそが求められているものと信じています。
少し宣伝になりました。もう少し、ホームインスペクションについてお付き合いください。
ホームインスペクションとは
本題に入る前に、不動産流通が盛んな米国ではどのようにホームインスペクションが取引取り入れられているかをお伝えします。
気に入った物件がみつかれば日本と同じように物件の申込をします。その際、3~7日以内にインスペクターによる検査実施を条件にいれるのです。素人が短い時間で見学しても修理しなければならない部位や使用できな部位が発見できまるはずありません。ましてや、自分が思っている状態と違っていれば高い買物についてしまいます。
本来、そんな部位がみつかれば値引きの交渉であり、引渡までに修理をしてもらいたいと思うはずです。その思い通りに、インスペクション報告後に契約条件の合意交渉が行われます。
こう考えると、売主が行うのインスペクションに意味があるとは思えなくないですか?少しでも高く売りたいと思うのが売主の立場です。売主に依頼されたインスペクターが買主側に有利な調査報告をするでしょうか。。。倫理観が求められる職業です。考えすぎかもしれません。しかし一般的には購入したいと考えるあなたが信頼できるインスペクターを指名すべきと考えるはずです。
宅建業法改正におけるインスペクションについての記載は「媒介契約時に宅建業者がインスペクション業者のあっせんの可否を示し、媒介依頼者の意向に応じてあっせん」とあります。これをみる限り、買主側業者が媒介契約時にあっせんの可否を示すのもOKということ。それを断る理由はありえないということ。でしょ!
考えすぎじゃない!?そんな風に思えない方は、(僕自身は思えないほうがどうかしていると思っていますけど…)物件探しと同時進行で信頼できるインスペクターをお探し下さい。物件の状況を把握する事。望む暮らしのためにどれだけの費用が必要か。また、その暮らしは可能なのか。中古住宅だからと諦める必要はありません。
中古住宅購入の安心安全は
あなたが信頼できるホームインスペクターから始まります!
あなたが信頼できるホームインスペクターから始まります!
※僕はホームインスペクションの普及へ随分前から尽力している一人です。コンサルティングホームページ(コチラ)ではホームインスペクション専用ページを設けています。今後ori_ieブログでも綴っていきます。ただし、少し違った視点で。
その視点とは、ホームインスペクションがいかにリフォームやリノベーション関係する重要な調査かという事に関連して綴っていければなと考えています。引き続き宜しくお願い致します。