失敗しない中古住宅購入法!【外壁シーリングチェック】

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広島市で中古住宅リノベーションを提供している「おりいえ」です。

中古住宅を検討したいが不安だという方は多いと思います。
そこで、失敗しない中古住宅購入法として、部位ごとのチェック方法をまとめてみます。

今回は「外壁シーリングチェックポイント」参考になれば嬉しいです!

外壁シーリングの重要性

中古住宅購入前は、外壁仕上(外壁仕上チェックポイントはこちら)と合わせシーリングのチェックをしてください。外壁シーリングに問題がある場合は雨漏れの原因になります。建物の寿命を縮めることにもつながります。

シーリングは、外壁だけでなく、窓枠や外部金具接合部にも施工されています。

チェックポイントといっても大事に考える必要はありません。外周部から注意深く外観をチェックする。固まってないか手で触診してみるだけです。具体的にどのような症状があるかご紹介します。

外壁シーリングの破断・欠損

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外壁シーリングの破断・欠損の有無をチェックしてください。

ひび割れ・欠損の原因は、劣化によるものもあれば施工不良や構造的問題によるもの、地震や台風など自然災害によるものまで様々です。目視によるチェックで十分です。


外壁シーリングの硬化

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外壁シーリングは時間とともに硬化していきます。

シーリングの硬化は劣化のサインです。破断や欠損がなくてもひび割れ等がみえない箇所で進行している可能性があります。

見た目問題なくてもリーリングに柔軟性があるか確認してください。

窓枠・金物周辺のシーリング

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外壁だかでなく窓枠や外部金具もシーリングが施されています。

外壁に空間が生じればその空間から雨水が侵入します。雨水を侵入させないためにはシーリングで隙間を埋める必要があるわけです。

以前、金具周辺はシーリングを施さないのが当社標準と説明される業者さんがおられました。当然、使用されている金具メーカーの標準施工仕様書にはシーリングを施すよう指示されていました。ちなみに、その業者さんの家は10㎝以上ある隙間をシーリングで埋めるような工事をしていました。(今は改善されていると思いたいが...)シーリング材は隙間を埋めるものであり10㎝を隙間というわけではありません。(念のため)

外壁シーリングで重要なこと

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失敗しない中古住宅購入法「外壁シーリングチェックポイント」で重要なことは、劣化部位の事象を発見することではありません。シーリングは劣化するものです。古い家でメンテナンスされていない家であれば当然に劣化事象が発見されます。

古い家でもメンテ後数年であればシーリング補修は必要ありません。逆に築数年であっても施工不良や環境によりシーリングが破断しまくっている家があるのも事実です。

シーリングの劣化は雨漏れの原因になります。欠損等がある場合は雨漏れしている可能性も否定できません。

重要なことは築年数では判断できません。

●現状の状態を正しく把握すること

●すぐに補修が必要か?または何年後くらいに補修すべきかをしること

●外壁塗装や屋根と合わせ補修費用を把握すること

外壁の場合、シーリング補修は外壁塗装とセットです。足場を設置しなければ補修できないため、屋根工事もあわせて補修するのが良いでしょう。

中古住宅選びは、表面上の販売価格にこれらの補修費用も加味して計画することが重要です。ご自身のチェックでは不安な方は、工務店やホームインスペクターによるチェックを依頼しましょう。

ホームインスペクションは「おりいえ」のサービスメニューに用意しています。お気軽にご相談ください。

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