広島の中古戸建は宝物で一杯。夢を見せる大切さを学ぼう。アトランタの建物見学!

皆様、忘年会お疲れ様です。
年齢を重ねるに従い、この季節は辛いです。
元々お酒弱いですし、今更飲みにケーション必要ないですし。

それなら飲まなきゃいいでしょ!
なんですけど、誘われなきゃ寂しいし、飲まなきゃ損な気がするし。なので、年齢を重ねるからこそ言い訳で弱さをごまかしてしまいます。お爺さんが一人でしゃべくりまくるのは、言い訳するのも面倒なのかもと思います。僕はまだ、言い訳が面倒なほどじゃない。面倒にならないよう気を付けようと思う今日この頃です。

さて、今日の言い訳は、アトランタの報告。帰ってきて早3週間。言い訳からスタートが必要なほどブログがあきました。

その分、今回のブログは楽しいですよ。きっと。
理由は僕が楽しかったら。

最終日は朝から建物探訪が続きます
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どうですか?画像は端折りますねお許しを。
この建物、傾きまくりです。
多分30/1000はいってます。

築年数は約100年。
どちらかといわずとも治安の悪い地域です。
公立学校のランクもとても低い。

そんなの聞いてから見学してたから
こんなシーンにもちょっぴりビビりました。(笑)
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アメリカンな上半身お裸の住民の方。ちょっぴり怖い映画のシーンを想像しませんか。バスから見える景色も、路上生活者のような方を多数見かけました。

だけどです。そんな地域が最近評価されているのだとか。。。

なので、この周辺もあちこちでリノベ工事をしていました。

↓の画像は徒歩30歩くらいの場所。目に見える範囲二十数件のうち4,5件は工事してましたよ。この家の奥側(画像撮ったけどあまりにもスンゴイので想像して下さい。)は増築してます。

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一番上の画像の物件価格をお伝えしてませんでしたね。
こちら、$239,000‐です。1ドル110円として約2600万円です。

この状態でリノベして入居するんです。

そして、同団地。徒歩50歩くらいだったかな。
リノベ済みの物件。もうスンゴイの。雑なとこは有りますよ。
シリコンバレーよりも仕事は雑でした。それはそれ。
自分で上塗りするでしょう。キット。

ま~見てください。

築110年。
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正面画像だけでは皆さん可哀そうだからほんの少しオマケです。
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もう一度言いますね。
この住宅1910年建築ですよ。築後110年ですよ。

リノベして、ステージングして、見違えるでしょ。

見た目が古いからなんて関係ないわけです。
(もちろん構造は大切ですよ。)
どうにでもなるわけですよ。

古いから汚い。が正しい表現ではありません。
掃除も整理も設えもしてないから汚いわけです。

新築だから綺麗。が正しい表現ではありません。
新築だから営業が掃除するし、ちょっとしたインテリアで飾るから『素敵』『可愛い』と、なるだけです。


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言い訳上手な僕のブログじゃ信用性が低いので、恵美子さんがわざわざメールしてくださった資料を添付しましょう。英語だけど価格や築年数なんかも表記されているの確認できるでしょ。

ちなみにこちら$369,900‐ 一ドル110円として約4070万円です。
先のボロボロの家とほぼ同規模の家。

僕的感覚でもリノベ費用は1000万円は必要でしょう。
そう考えると、リノベ費用とか手間とか色々で正当な価格かな~と感じました。

そうだ!それに正当な価格かどうかはアメリカでは普通に誰もが知るところです。
日本のような閉じた業界ではありません。
このブログはもう長くなってもこのままいきます。

色々とご案内いただいたATSUKOさんに教えていただいてダウンロードさせていただいたアプリを使えばちょちょいのちょいなんです。誰かそのままでいいから日本の不動産流通に使用できるようしてください。(僕にはそのスキルがない)


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例えばこの物件。(ご紹介物件じゃないんですけど。)写真もスンゴイし、データもすんごいのは言うまでもないんですけど。。。
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地図に落としたらグリーンのポッチで現れます。左下に赤いマークがありますよね。赤マーク販売済みなんです。
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赤いマークをクリックするとこんな感じでデーターが取れます。しかもが次の画像。
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見えます。販売履歴です。どの家がどの価格で売られたという経緯が見えれば、自分が購入する家が適当な価格かどうか自ら判断できますよね。
その他、購入者も売却者も知りたい情報はオープンです。
なので不動産エージェントは右から左に動かしてなんぼの世界じゃありません。

アメリカの不動産エージェントは専門性を高めるために様々なスキルアップの勉強をされています。コミュニケーションを高めたり、交渉術を高めたり、インスペクションや住宅ローンの専門家の手配などなど、スンゴイ努力をされているのを感じました。

さて、朝からテンション高めの見学をした後は、アトランタの歴史的建造物をリノベーションした「Ponce City Maaket」へ。

と、いうかお伝えしたいのは、午前中見学した建物を含め、周辺全体の開発ですね。バスの道中の大きな倉庫もリノベーションされ賑わってるというお話やスパイダーマンのロケもその倉庫を使ったとかって話です。

新しいものを造ることだけが豊かとはいえない。古い物を生かし再生することでどれだけ貧しさから脱却できるのか。工場を全部壊して街に作り替える。工場なんだからそれはそうかもしれない。でも、倉庫や歴史的建造物さえも壊すのはあまりにも土木的というか商業的というか無策だと考えてしまいます。

広島市内の歴史的建造物が壊されそうな話も出ています。税金の使い方の外へ目を向けてほしい。民間に活用させればスンゴイカッコイイ趣のある建物なわけです。原爆の歴史も引き継ぐことが出来る建物ですし、残しさえすればいかようにでもなると思うのですが。。。僕は残してほしいと願っています。
被服支廠2・3号棟解体へ 広島県が原案、1号館は保存

話がそれました。戻します。

そう、めちゃカッコイイ商業施設なんです。
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この日の昼食はこの施設で。日本食が恋しくてみんなの結論は「ラーメン」でした。

そして、世帯年収500万円台の方々が購入してるという次なる物件へ。
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1991年築。築後28年
ベッドルームが5バスルームが3シャワールームが1
$321,800ドル 一ドル110円として約3500万円。

今回のツアーで僕的には最高物件!
いわゆる郊外です。

シリコンバレーでこんな不動産なら間違いなく1億は超えてるでしょう。シリコンバレーとアトランタの建物レベルが数千万円も開きがあるとは思えない。そんなことを考えると、アメリカは土地より建物に価値があるって言います。だけど、それは評価方法なのかなって感じます。

そもそも、投資した価値が下がらないのだから。土地と建物がそれぞれいくらというより大切なのは、減税とかの投資価値に関係すること。建物と土地の評価がどうのこうのを追求しても意味がない。そんあ細かいこと気にするなよ~ってことかもしれません。(超個人的に(笑))

建物みたいでしょ。ちょっとだけ。
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環境や建物を考えると僕はここに住みたいと思いました。だけど、別の意味では感じたのはステージングの大切さです。ステージングしてないこの物件を一般の方が見学した際のワクワク感はない。

夢を見せる大切さ!

ステージングはマストですよ。日本の不動産屋さん。

ま!だから日本の戸建て住宅は宝物で一杯なんだけどね

ちなみに、もうちょとこの環境をみてみてください。
世帯年収500万円台でこんな家やロケーションに住めるんですよ。
アトランタいいとこ住んでみたいでしょ。
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この後、バスで移動中。もう少し高級そうな家が立ち並んでいました。そこは玄関までバスケットコートが5つは入るアプローチがありましたよ。最高級な場所は道路から家が見えないそうです。日本ではそんな場所って本当に限られていますよね。

そして、旅の最後はアトランタの新築。
ここまで一気にブログを書きあげてきましたがちょっと疲れ気味。

それは最後が新築だからか!?

世帯年収が750万円程度の方がご購入されているとのことでした。

4ベッド3バスルーム
$396,760-

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新築ということを除けば敷地は狭いし、隣棟感覚も狭い。
樹々は育ってないしで殺風景。

雑な部分はアメリカンを感じるし、それなら数十年安全に暮らせてた家の方が価値があるとも考えれる。それをリノベーションして見違えさせれば自分らしさあふれる暮らしとなる。

最後に新築をみたことで僕の思考は「中古流通促進に尽力しよ!」という結論に至りました。

昨年につづきお誘いいただいた、インスペクション関西有限責任事業組合 代表の妹尾和江さま、シリコンバレーからツアーをコーディネイトいただいたAtsuko Yubeさま、アトランタで素敵な建物見学をセッテイングいただいたEmiko Yanguさま、お母さまが大変な時にもかかわらず楽し旅に導いていただいたKeith Andrews CEOさま。毎食毎晩素敵な会話と知見を楽しませていただいた参加者の皆様。

※ご参加された皆様へ。極力お顔が判別できないよう配慮したつもりです。万が一ご覧になられて消去してほしい画像等があれば遠慮なくラインにてお知らせください。

感謝感謝でございます。

来年も企画されるとのこと。是非とも参加したい。一方でフランクロイドライトの落水荘もみたい。二つ同時は無理。究極の選択をしなきゃが待ってます。

長いアトランタのブログはこれにて終了。
最後までお読みいただいた皆様。ありがとうございました。

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