中古戸建住宅×リノベの特権。良い出会いの家を後出しじゃんけんできること。

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「おりいえ」では、家のどこかで日常から離れられるぼーっとできる場所を用意するように計画します。妄想好きの僕にはマストな空間だからです。(笑)

眺望があればそんな場所。なければ借景。借景もなければ創る。

それだけ重要だと考えています。なので、主要な部屋の窓から見える景色が煩雑な日常の風景というのはちょっと遠慮したい。言葉選ばず言えばありえない。敷地が狭くて仕方ないという前に、それならなぜ2階リビングにしないんだろうと。不思議に思っています。


スモークのワンシーン。
14年間同じ時間に同じ場所から写真を撮るんです。

この人にとっての日常です。
雨の日も、風の日も、どんな日も。
(何故かっていうのは是非ご視聴下さい。)

振り返ればそこに様々な景色がありドラマがある。僕の実家の窓からみた思い出がよみがえりました。


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昼と夕暮れのシーンはまるで違います。もちろん春夏秋冬、雨の日、晴れの日、曇りの日、すべて景色は違います。気分が沈んでる時、アゲアゲの時、どれ一つとって同じシーンはありません。振り返れば思い出としてしっかり残っています。

眺望が飽きるなんてありえません!

関連ブログです。お時間があればこちらの記事もご覧ください。

眺望は飽きる!は嘘。外部空間を利用できない建売を売るための方便です。

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第三章 敷地を読むに
「住宅の設計は、「設計者」と「住み手」、「敷地」の三者が出会ったときに始まり、良い住宅は、その出会いがうまくいったときに生み出される。」とあります。本当だな~と納得!

中古戸建住宅×リノベは後出しじゃんけんができる特権があります。注文住宅ではこの教えの通りにするにはある程度想像を働かすしかありません。でも、中古戸建住宅は良い出会いがあったかどうかを確認できるのです。
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この画像は新しい「おりいえ」素材を探すのに出会いました。最悪だった出会いの一つです。ほどよい立地に広い敷地。空いているのは東側。ここに車を6台置けるように設計したのでしょうか?西側は1m程度の空間しかありませんでした。

なのに、東には窓無し。隣家と接する西側には掃き出し窓。眺望も何もありませんよ。きっと素人営業が規格住宅をよくわからないままに配置してそのまま数十年経過した家です。最悪な出会いです。

結果、放置されたように庭も手付かずです。ボロ家として建物価値はなく「売り土地」として販売されます。僕もどうしようもありません。最悪の出会いはこういう風になるんだよねという教材としてパシャとしました。
残念ながら、最悪の出会いは残念な暮らしが待ってるだけです。

この原因は供給者側にあるのはもちろんですが、購入される皆様の無知にもよります。きっと家を手に入れる理由は物欲のみなんだろうと考えます。

家は人生の目的を叶える基地。いい出会いの上に完成された家であれば住んでからが楽しいんですよ!経年美化こそ望むべき暮らしじゃないですか?