気になる中古住宅の事象「基礎のひび割れ」

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広島市で中古住宅リノベーションを提供してる「おりいえ」です。

みなさん中古住宅を検討する際どうしても気になるのは、「安全なのか?」「あと何年住めるのか?」などなど。。のようです。

そんな不安事象の一つが基礎のひび割れ・欠損です。

こちらのブログでは、どんなひび割れ・欠損を注意すべきかをまとめます。参考になさってください。

基礎のひび割れの原因

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基礎のひび割れの原因は大きく分けると

①コンクリート打設時の施工不良
②鉄筋のかぶり厚さの不足(施工不良)
③地震等自然災害
④地盤沈下
⑤周辺工事に起因

いずれにしても大切な家に影響が及んでいるということです。

ひび割れ・欠損は原因を探り、対処方法を検討しなければ安心して住み続けることはできません。

気にする必要のない基礎のひび割れ

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基礎の表面の髪の毛くらい(幅が0.5㎜未満 深さが20㎜未満の欠損)のひび割れは既存住宅瑕疵保険の劣化事象ではありません。((注)広範囲に及ぶ場合は別)

多くの場合、これは乾燥収縮等によるものです。通常起こりうるひび割れとされています。

注意すべき基礎のひび割れ

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注意すべき基礎のひび割れは、幅が0.5㎜以上、深さが20㎜以上の欠損は既存住宅瑕疵保険の劣化事象です。また、その幅未満であっても広範囲に及ぶ場合は劣化事象として報告する必要があります。

そのほかにも

錆汁をともなうひび割れや欠損

鉄筋が露出している基礎なども詳細な調査をすべき事象です。

補修されていたらぱっと見気づかない!

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一番怖いのは中古住宅の再販のケースです。

補修により表面は、ひび割れも欠損もない状態なのに、床下に侵入してみると裏側の基礎がぱっくり割れているというのはよくある事象です。

瑕疵保険に加入できる中古住宅であっても安心とはいえません。瑕疵保険の検査は床下侵入項に頭を入れ見える範囲の調査しかしないからです。みえない範囲に画像のようなぱっくりとした割れがあっても瑕疵保険付き住宅として販売されています。

不安解消&宝物探しにはホームインスペクションをご利用ください。!

ここまで見てきたことは、特別な機材を使用するわけでもなく、誰もが目視でチェックできることです。しかし、外部にはいろいろなモノが置かれています。また、経験値がなければ見逃しも多いでしょう。床下なんてそうそう侵入できるものでもありません。

費用対効果としても十分元がとれるのが、ホームインスペクター等の専門調査です。中古住宅を購入する前には専門家による調査をお勧めします。



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